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ニルヴァーナは1991年発表のアルバム『ネヴァーマインド』のジャケットに関する裁判で勝訴している。

2021年8月、スペンサー・エルデンはスイミングプールで1ドル札をつかもうとする乳児の時の写真について州の児童ポルノの法律に違反していると訴訟を起こしていた。

訴訟は今年1月に棄却されたが、その月の内にスペンサー・エルデン側は訴訟の修正案を提出しており、児童性売春の訴えは取り下げたものの、児童ポルノ違反については引き続き主張している。

現地時間9月2日、判事のフェルナンド・オルグインはニルヴァーナ陣営を支持して、搾取されたと主張するには時間が経ちすぎていると断じている。

「要するに、未成年の時に起きた違反や主張の根拠となる障害を知っていたにもかかわらず、10年以内に訴訟を起こさなかったという点で原告は失敗しています」と判事は宣言したという。

この棄却によりスペンサー・エルデンはこの件で今後訴訟を起こすことができないことも決定している。

スペンサー・エルデンの弁護士はコメントを発表していない。

一方、ニルヴァーナ側の代理人は判事の判決を支持することを発表している。「このメリットのない訴訟が迅速に最終的な結論に至ったことを喜んでいます」

昨年12月、ニルヴァーナの代理人は声明を出しており、時効であり、「深刻なものではない」と述べていた。続けてスペンサー・エルデンはアルバム・ジャケットを受け入れていると思われる場面も挙げている。「スペンサー・エルデンは自称『ニルヴァーナ・ベイビー』としてその名声から30年間、利益を得ていました」

「しかし、『ネヴァーマインド』のアルバム・ジャケットの写真は1991年に撮影されたものです」と声明には記されている。「1992年には世界的に有名になっていました。スペンサー・エルデンが主張しているように2011年のずっと前から彼は写真の存在を知っており、赤ん坊が自分であることを知っていました。『違反』や『傷害』と言われる両方のことを彼は何十年も知っていたのです」

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