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フージーズはセカンド・アルバム『ザ・スコア』の25周年を記念したツアーについて新型コロナウイルスのためではなく、プラズ・ミシェルが抱える法的問題のためではないかと報じられている。

アメリカのメディア企業『パック』は8月29日に、マレーシアの政府系ファンド「1マレーシア・デヴェロップメントBHD」を巡る犯罪に関与したというプラズ・ミシェルの起訴状と逃亡中のビジネスマンであるロウ・ジョーとの繋がりで直面するかもしれない長期の禁固刑について報じている。

ロウ・ジョーは45億ドルを「1マレーシア・デヴェロップメントBHD」から個人口座に移す犯罪を首謀したとして指名手配されている。ロウ・ジョーは犯行をずっと否定しているが、プラズ・ミシェルはアメリカ大統領選挙に多額の資金を流す目的で約2160万ドルを移す手助けをしたとされている。

ロウ・ジョーに代わってプラズ・ミシェルはバラク・オバマ大統領が2012年に再選した選挙活動に協力者を通じて86万5000ドルを流し、ドナルド・トランプ大統領に中国の反体制派である郭文貴を帰国させるよう呼びかけるロビー活動を行ったという二つの政権に関与した罪を問われている。

起訴状によると、プラズ・ミシェルはロウ・ジョーに協力することで少なくとも800万ドルを受け取っており、「1マレーシア・デヴェロップメントBHD」に対する米司法省の捜査を止めることができれば、さらに7500万ドルが支払われる約束になっていたという。昨年7月、プラズ・ミシェルはドナルド・トランプ政権に捜査を止めさせるロビー活動を行ったとして連邦大陪審に起訴されている。

プラズ・ミシェルは司法妨害と外国人エージェントの登録漏れ違反を認めるという取引を拒否したと報じられている。これにより彼は16ヶ月の禁固刑となり、政府はミッシェルの口座から押収した約4000万ドルのうち、マレーシアに帰属するのが正しいと考える数百万ドルを返還することになっていた。

その結果、司法省はプラズ・ミシェルに今後出国を許可しないことを申し伝えている。しかし、フージーズはセカンド・アルバム『ザ・スコア』の25周年を記念した世界的再結成ツアーを2021年9月に発表している。

昨年10月にはプラズ・ミシェルの法的問題のために再結成ツアーの日程が危ぶまれていることが報じられ、司法省は事件のためにプラズ・ミシェルのパスポートが押収されていることを明らかにしている。

その後、フージーズは新型コロナウイルスによる制限がある都市もあるため、「全都市が解放される最高の機会」を待つためにツアーを延期することを発表している。

今年1月、ツアーは中止となっており、その際にフージーズは次のように述べている。「新型コロナウイルスのパンデミックが続いているためツアーを巡る状況は困難で、ファンと私たち自身の健康と安全を優先したいと思います」

プラズ・ミシェルは11月4日にワシントンD.C.で行われる裁判に出廷予定となっている。彼はすべての罪状に対して無罪を主張しており、有罪の場合、最高で20年の禁固刑に処されることになる。1996年の殺人事件の裁判でスヌープ・ドッグを無罪にしたことで知られる弁護士のデヴィッド・ケナーを通して、プラズ・ミシェルは起訴の取り下げを要求している。

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