エイミー・ワインハウスの母親が、故エイミー・ワインハウスがトゥレット症候群を患っていたことをほのめかしている。
回想録『Loving Amy, A Mother’s Story』を新しく出版したジャニス・ワインハウスは著書の中で、エイミー・ワインハウスを育てたことについて、ドラッグ中毒への転落、そして2011年の死について語っている。
ジャニス・ワインハウスは回想録の中で以下のように記している。「彼女はシンガーであり、スーパースターであり、ドラッグ中毒者であり、早過ぎる死に向かって突き進んでいった若い女性でした。それでも、私にとってはただのエイミーです。私の娘であり、友人であった彼女はこれからも、私のそばに永遠にあり続けるでしょう」
ジャニス・ワインハウスは米『ピープル』誌で取り上げられていた本の一部の中で、エイミー・ワインハウスが成長過程の中で周りよりも目立っていたと語っている。「とても高い知能を持っていたという点で、エイミーは特別な支援が必要な子どもだったのかもしれません。彼女は才能に恵まれていて、平均よりも優れていて、普通の環境にはあまり馴染めていませんでした。それでも彼女の人生は良いものだったでしょう」
そしてこう続ける。「彼女は大きな音を発することがあり、トゥレット症候群だったのかもしれません。ただ、私たちにははっきりとは分かりません」
トゥレット症候群はチックの一種で、身体や声にその症状が見られるものだという。
昨年公開されたエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画『エイミー』は今年のアカデミー賞にノミネートされており、UKボックス・オフィスによる総売上は344万ポンド(約6億円)を記録、史上2番目に収益を上げたドキュメンタリー映画となっている。
しかしエイミー・ワインハウスの父親であるミッチ・ワインハウスは、『エイミー』はエイミー・ワインハウスの個性を正確には描写しておらず、エイミーに見られた「ユーモアの要素」を、成功を収めたアシフ・カパディア監督による本作では描写できていないと指摘している。ミッチ・ワインハウスはこの作品に応える形で、自身でエイミー・ワインハウスの映画を制作すると明らかにしている。
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