SUM 41のフロントマンであるデリック・ウィブリーは音楽出版権と原盤権をハーバーヴュー・エクイティ・パートナーズに売却したことが明らかになっている。
デリック・ウィブリーは1996年の結成以来、SUM 41の主要なソングライターにしてリード・シンガーとして活動している。2001年発表の『オール・キラー・ノー・フィラー』からはシングル“Fat Lip”がヒットしており、全米シングル・チャートで66位を記録している。SUM 41はこれまでに7枚のアルバムをリリースしており、最新作は2019年発表の『オーダー・イン・デクライン』となっている。
ハーバーヴュー・エクイティ・パートナーズとデリック・ウィブリーの契約については明らかになっていないものの、ハーバーヴュー・エクイティ・パートナーズの代表はフォックス・ロスチャイルドで、デリック・ウィブリーの法律顧問はジョーダン・ケラーとサラ・スミスが務めている。
シンプル・プランとの全米ツアーを終え、9月からヨーロッパ・ツアーを行うSUM 41は26年間に及ぶ活動で1500万枚以上のセールスを上げており、アメリカだけで505万枚のセールスを上げている。
ハーバーヴュー・エクイティ・パートナーズは2021年にCEOのチェリース・クラーク・ソーズによって立ち上げられ、ハリウッド・アンデッド、ブラッド・ペイズリー、レディーA、ルイス・フォンシらの権利を購入している。
音楽業界ではここ数年にわたって音楽出版権や原盤権を売却する動きが広がっている。
ワーナー・チャペル・ミュージックはブルーノ・マーズ、カーディ・B、クインシー・ジョーンズ、アンダーソン・パーク、ジョージ・マイケルやデヴィッド・ボウイの遺産管理団体ともカタログ楽曲に関する契約を結んでいる。
ポール・サイモン、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンも音楽出版権を売却している。
一方、マドンナはインタヴューで自身の音源の権利を所有する重要性について語り、膨大なカタログの権利を売却するつもりはないと語っている。
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