Photo: DANNY NORTH/NME
新たに発見された重金属に、モーターヘッドのフロントマンだったレミーにちなんだ名前をつけようという署名運動が始まっている。
この署名運動はヨーク在住の会社員、ジョン・ライト氏が始めたもので、ウンウンオクチウム118を「レミウム」と名付けることを目指している。
ウンウンオクチウム118は先週、元素の周期表に加えられた4つの「重金属」元素の1つであり、これら4つの新元素は米国、日本、ロシアの科学者によって発見され、昨年12月30日、国際純正・応用化学連合（IUPAC）によって正式に承認された。
既に15,000名の署名を集めている今回の署名運動は、サイトで次のように呼びかけている。「ロック界はこのクリスマス、イアン・“レミー”・キルミスターの思いもよらない突然の死によって、その最も象徴的な存在を失いました。レミーは自然界の1つの力であり、へヴィ・メタル（重金属）の本質でした」
「私たちは、新たに周期表に追加された4つの重金属の1つがレミウムと名付けられるよう、国際純正・応用化学連合によって促されるべきであると信じています。星になった彼の名こそ、ふさわしいものであるはずです」
しかし、これに対して怒りを覚えるモーターヘッドのファンも多く、その多くはモーターヘッドはヘヴィ・メタル・バンドではなかった、と主張している。
署名サイトの書き込みの1つはこう述べている。「やめてくれ。レミー自身が2010年に言っているんだ。『俺たちはヘヴィ・メタルじゃなかった。俺たちはロックンロールのバンドだった。今もそうさ。俺がそうじゃないって言っても、みんないつも俺たちをヘヴィ・メタルって呼ぶんだ。なんで分かってくれないのかな』って。なんで分かってやらないんだよ」
また、クリストファー・スカラーという人物はこう書き込んでいる。「レミーはいつも、モーターヘッドはヘヴィ・メタルじゃないって言ってた。『俺たちはモーターヘッドで、俺たちはロックンロールをやっているんだ』ってね。この118番が希ガスか何かだったら自分としては認めてもいいけどね」
今週末ハリウッドで行われるレミーの追悼式は、全世界にストリーミング中継されることとなっている。
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