ブルース・スプリングスティーンは2023年に行うワールド・ツアーのチケットが発売され、5000ドル(約68万円)まで価格が上昇したことが波紋を呼んでいる。
チケットマスターはダイナミック・プライシングというモデルを採用することで、チケットの需要に応じて転売屋が設定する価格に合わせてチケット代を変更することで、販売元やアーティストの利益を確保する仕組みを取っている。
このシステムでは各会場で「プラチナム・チケット」に割り当てられた座席も登場しており、価格を上昇させる要因となっている。
チケットマスターはプラチナム・チケットとして売りに出されているのは全体の11.2%しかなく、1000ドルを超えるチケットは1.3%しかないと主張している。また、ブルース・スプリングスティーンのチケットの平均価格は262ドル(約35000円)だとも述べている。
『ヴァラエティ』誌は次のように報じている。「チケットマスターは高額のチケットは全体のチケットの11%しかないと述べています。チケットマスターの計算によれば、チケットの88.2%はサービス料を抜けば59.50ドルから399ドルという定価で販売されているとのことです」
「チケットマスターはチケットの平均価格は現時点で262ドルだとも述べています。56%のチケットは200ドル未満で販売されていると言います」
声明でチケットマスターは次のように述べている。「価格とフォーマットはトップパフォーマーの業界標準と一致しています」
先日、ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドは2023年に行うUKツアーの日程を発表している。
ツアー日程は5月30日のエディンバラのマレーフィールド・スタジアム公演、6月16日のバーミンガムのヴィラ・パーク公演、7月6日・8日のロンドンのハイド・パーク公演という4公演となっている。
ブルース・スプリングスティーンがEストリート・バンドと共にツアーを行うのは2017年以来となっている。ツアーは2月1日から4月14日まで行われる北米ツアーからスタートして、その後、ヨーロッパ・ツアーが行われる。
6年ぶりとなるツアーについてブルース・スプリングスティーンは次のように語っている。「6年ぶりに、来年は我々の偉大で忠実なファンに会えることを楽しみにしている。そして、伝説のEストリート・バンドと再びステージを共にすることを楽しみにしている。来年、そして、その先も、ツアーで会おう」
今年のグラストンベリー・フェスティバルでブルース・スプリングスティーンはポール・マッカートニーのステージにゲストとして出演している。ブルース・スプリングスティーンはステージに登場すると、自身の“Glory Days”とザ・ビートルズの“I Wanna Be Your Man”を披露している。
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