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ディープ・パープルのギタリストであるスティーヴ・モーズは進行性のガンを患う妻のジャニーンを看病するために正式にバンドを脱退している。

スティーヴ・モーズは今年3月に一時的にライヴから外れることを発表していた。「現時点で非常に多くの合併症の可能性と未知数のことがあり、私たちの生活に残された時間がどれだけであれ、私は彼女のそばにいなければならないのです」

当時、彼は「バンドを脱退するわけではない」として、いつか「ツアーに復帰したい」と語っていた。スティーヴ・モーズの代わりはサイモン・マクブライドが務めている。

現地時間7月23日、スティーヴ・モーズは声明を発表して、復帰しないことを明かしている。「ディープ・パープルとの最後のライヴはフロリダ州で行われたロック・レジェンズ・クルーズで既にやったものになります」

「ライヴ・ミュージックを熱心に応援して、あらゆる公演をドレス・リハーサルから大歓声の興奮の体験へと変えてくれたリスナーに感謝します。バンドのみんなやクルーのことが惜しまれますが、ジャニーンの擁護者やヘルパーになったことで多くの重要なポイントで現実的な相違が生まれてしまったのです」

「ジャニーンは制限に対応して、多くのことを自分ですることができます。なので、友人たちと近場で短いツアーをできないかと思っています。できれば2人で家を出たいのです」

スティーヴ・モーズは次のように続けている。「サイモンが既にライヴを成功させていることは知っていますが、リッチー・ブラックモアが“Smoke on the Water”のイントロをどうやってレコーディングしたのかという秘密が入った倉庫のカギを手渡すところでした。カギは正しく回さないと、開けられないのです」

ディープ・パープルのシンガーであるイアン・ギランは次のように述べている。「スティーヴ・モーズはディープ・パープルと共に忘れられることのない栄光を残してくれました。その笑顔は今後も惜しまれることになるでしょう」

「彼の個人的な状況についてコメントするのはよくないと思いますが、彼は今はつらい状況にあるけれども、勇気をもってできる限りの対応をしているとは言えると思います。彼の献身的な姿勢が大好きですし、人生を通して強い家族人でした」

スティーヴ・モーズは1994年にディープ・パープルに加入して、昨年リリースされた最新作『ターニング・トゥ・クライム』を含め8枚のアルバムに参加している。

ディープ・パープルは共同メッセージで次のように述べている。「スティーヴ・モーズはバンド、クルー、マネージメント、レーベル、長年にわたって彼と仕事をする喜びを得てきた人たちに惜しまれることになるでしょう」

「スティーヴ・モーズはいつも世界中のディープ・パープル・ファンの愛と応援に大いに感謝していました」

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