フー・ファイターズのテイラー・ホーキンスとリンゴ・スターは共に新たなドキュメンタリーに出演することが決定している。
グレイトフル・デッドのドラマーであるビル・クルーツマンの息子だったジャスティン・クルーツマンが監督した『レット・ゼア・ビー・ドラムス!』は海外で10月28日に劇場公開される。
『デッドライン』によれば、本作は「偉大なバンドでドラムが果たす本質的な役割と、音楽が世代から世代へとどのように受け継がれていくかを検証する」ものだという。
フー・ファイターズのドラマーを務めていたテイラー・ホーキンスは3月25日にコロンビアのボゴタで亡くなっており、本作は最後に受けたインタヴューの一つとなっている。
そのほか、本作にはポリスのスチュワート・コープランド、ジェーンズ・アディクションのスティーヴン・パーキンス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、元ガンズ・アンド・ローゼズのマット・ソーラムらも出演している。
ジャスティン・クルーツマンは「彼の人生を決めることになった父親やドラムという楽器について理解するために世界で最も影響力のあるドラマーに話を聞いたんだ」と語っている。
「文字通り、映画『レット・ゼア・ビー・ドラムス!』のアイディアはギフトのようなものだった」とジャスティン・クルーツマンは続けている。
「1977年にスーパー8のカメラをもらった時に始まったんだ。最初のホーム・ビデオはサンフランシスコのウィンターランドでステージにいる父親の姿だった。ドラム・ライザーのすぐ後ろにいる僕の視点で撮影されたもので、パフォーマンスの間も彼は目を合わせてくれていた。ドラムとそれを演奏するドラマーは、僕の人生の中で大きな要素だったんだ」
先日、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズはテイラー・ホーキンスにライヴを捧げている。
「ちょっとしたことだし、こういう重いことを扱うのは気が引けるけど、敬意を表して、このツアーを友人であるテイラー・ホーキンスに捧げたいと思う」とアクセル・ローズは述べている。
「テイラーは素晴らしい奴で、彼に会うのは最高だった! 彼はいい奴で、ここ数年はいつだってツアーに参加してもらうのは大歓迎だった。本当にひどいことで、彼を愛していた家族、友人、バンドメイトにお悔やみを申し上げたい」
2019年、テイラー・ホーキンスはオリジナル・メンバーの脱退の後、ガンズ・アンド・ローゼズに加入するように誘われたが、クイーンのロジャー・テイラーのアドバイスで断ったことを明かしていた。
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