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パール・ジャムはフランスの山火事でエディ・ヴェダーの声帯が損傷を受けたためにウィーン公演を直前でキャンセルしている。

エディ・ヴェダーはパリ公演で「熱、埃、火からの煙」のために声帯が損傷を受けたとのことで、公演をキャンセルすることになっている。

パール・ジャムは次のようにツイートしている。「今夜のパール・ジャムのウィーン公演を楽しみにしていた人たちへ、僕らもそうだった。しかし、パリの屋外公演での過酷な状況(熱、埃、火からの煙)のためにエディ・ヴェダーの声帯にはダメージが残ったんだ」

「彼は医師と面会して治療を受けたんだけども、現時点で声帯は回復していない。誰しもにとって残酷な知らせであり、ひどいタイミングだと思う。ライヴを開催するために懸命に働いてくれた人たち、来るためにかけがえのない時間とエネルギーを使ってくれた人たちにとってもね」

「バンドとして深く謝ると共に、なお演奏できる選択肢を見つけようとしています。今は喉が使えませんが、エディはライヴをやりたがっています。本当に深く謝罪します。チケットは購入したところで払い戻しされます。みなさんの理解に感謝します」

ヨーロッパでは強烈な熱波が襲って、各国で最高気温の記録更新が相次いでおり、スペインやフランスでは山火事が発生している。

パール・ジャムは今年5月にもジェフ・アメンが新型コロナウイルスで陽性になったために当時残っていたアメリカ・ツアーをキャンセルしている。

先日、エディ・ヴェダーはチューリッヒ公演で他の観客と喧嘩を始めたファンを追い出している。

エディ・ヴェダーは“Animal”の演奏中に観客の中で喧嘩が起きたことに気付いて、加害者と思われる人物に対処するためにライヴを止めている。

「明かりを点けてくれないか」とエディ・ヴェダーは語っている。「全部を見ていたんだ。迷惑だったのは分かるよ。彼がずっと撮影していたから、うんざりしたんだろ」

「今だけなのかな、それともライヴの間ずっとだったのかな? 僕が近づいた時だけ? それともずっと? とにかく、みんなのことを撮影していて、苛立つのは分かるけど、頭の後ろから殴るのはダメだよ。たとえ女性だったとしてもね。君が強い人間であることは評価するけれど、殴るのは止めてほしい。そうじゃないなら、出ていってくれ。暴力は許可されていないんだ」

「申し訳ないけど、ここでは暴力は許可されていない。手を振ってくれたらよかったのに。ちゃんと見ていたから。悪いけど、そのやり方はクールじゃない。ここでは人を殴ってはいけないんだ。申し訳ないけどね」

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