レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは直近の公演でカナダに住む先住民に行われている暴力に反対する抗議のメッセージを表示している。
現地時間7月15日にオタワで行われたブルーズフェストに出演したレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはステージの準備中にスクリーンに「カナダの先住民は白人と較べて10倍以上の確率で警察官に銃撃されたり殺害されたりしていると見られます」というメッセージを映し出している。これはCTVニュースの調査結果に基づいたものだという。
「カナダでは先住民の女性が白人女性と較べて16倍以上の確率で殺害されたり失踪したりしています」というメッセージも表示されている。
「殖民植民地主義は殺人である」と「帰還するんだ」というメッセージもスクリーンには映し出されている。
— Eli D. M. (@eli_d_m) July 16, 2022
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは政治的なメッセージを発信してきたことで知られ、ウィスコンシン州イースト・トロイで11年ぶりとなるライヴを行っている。この日のライヴでは最高裁が中絶の判例を覆す判決を出したことに抗議するメッセージも発信している。
「世界において富裕国でありながら国全体で有給育児休暇が認められてない国で出産が強制される」とメッセージには記されている。
「白人の出産に較べて黒人の出産は2〜3倍も高い妊産婦死亡率となっている国で出産が強制される」
「銃による暴力が子どもや10代の死因の1位である国で出産が強制される」とメッセージは続き、「最高裁を中絶するんだ」と締めくくられている。
先日、ザック・デ・ラ・ロッチャは11年ぶりのライヴの2公演目となったシカゴ公演で足を怪我して、椅子に座りながらライヴを終えている。
一旦、ステージを降りた後、戻ってきたザック・デ・ラ・ロッチャは次のように語っている。「正直なところ、一体、足に何が起きたのか分からないんだけど、でも、いいかい、続けることにするよ。ステージを這うことだってできるわけだから。今夜はみんなのために演奏するよ」その後、バンドは“Testify”を披露している。
その後、ザック・デ・ラ・ロッチャはステージのモニターに座って、残りのライヴを行っている。
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