GETTY

Photo: GETTY

映画『ソー:ラブ&サンダー』の監督であるタイカ・ワイティティはある場面がテイラー・スウィフトが2012年に発表した“I Knew You Were Trouble”のミーム動画から影響を受けたことを明かしている。

インサイダーのインタヴューでタイカ・ワイティティは最初はヤギについてシーンに登場する以上の計画はなかったと語っている。しかし、“I Knew You Were Trouble”のコーラスにヤギの声を入れた動画を観たことで状況は一変したと語っている。「コミックにも登場しているのでヤギは登場する予定でしたが、その声までは考えていなかったんです」

「ポスト・プロダクションの段階でヤギの鳴き声を使ったテイラー・スウィフトのミーム動画を見つけてきた人がいました。その存在さえ知らなかったのですが、ヤギの鳴き声を聴いて、素晴らしいと思ったのです」

ポスト・プロダクションではミーム動画で使われていたヤギの鳴き声をモデルにしたことで「笑えるものになる」と思ったとタイカ・ワイティティは語っている。「当初は映画用にヤギの声は入れられたわけではなく、作業状況を伝えるためのものでした」しかし、ヤギの鳴き声はそのまま映画にも残されることになり、「ものすごく最高なものになった」とタイカ・ワイティティは明かしている。

映画『ソー:ラブ&サンダー』はシリーズ4作目となる作品で、日本では7月8日に公開されている。タイカ・ワイティティは本作のディレクターズ・カット版が公開されることはないと断言しており、『NME』に「監督にコントロールが必要なこともあるのです」と語っている。「ディレクターズ・カット版はいいものにならないでしょう。4時間半とかになってしまいますからね」

“I Knew You Were Trouble”は2012年11月にリリースされた通算4作目のアルバム『レッド』に収録されている楽曲で、同作は2021年に再レコーディングした『レッド(テイラーズ・バージョン)』がリリースされている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ