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ルー・リードのパートナーだったローリー・アンダーソンは彼の展覧会「ルー・リード:コート・ビトウィーン・ザ・トゥイステッド・シスター」がテキサス州で開催予定だったが、ニューヨークに変更された理由について明かしている。

その言葉、図版、音楽、コラボレーターによって生涯を振り返るという特別な展覧会は6月9日にニューヨーク舞台芸術図書館で開幕している。

ローリー・アンダーソンは展覧会が当初テキサス州オースティンにあるハリー・ランサム・センターで開催される予定だったが、テキサス州のグレッグ・アボット知事が、ライセンスを持つ学生であればキャンパスに銃を持ち込むことのできる法案に2015年に署名したことを受けて止めることにしたと『ニューヨーク・タイムズ』紙に語っている。

「私は電話をしました」とローリー・アンダーソンは語っている。「何年も話し合ってきたんですよ。でも、ダメになりました。銃のせいです」

その後、ニューヨーク公立図書館のデジタル・アーカイヴを知って、こちらのほうがいいと考えて、2017年にルー・リードの作品を託すことになったという。2023年3月4日まで開催される展覧会にはデジタルのコンテンツも含まれ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲の未発表デモなどを聴くことができる。

「このコレクションは人々に刺激を与えるためのものです」とローリー・アンダーソンは語っている。「『これが本物のルー・リードだ』などと言うつもりはありません。そんなものは分からないですから。ここには彼の音楽とそれをどうやって作ったかがたくさん残っています。これに刺激を受けてください。でも、これがあの人の実像ではありませんし、そんなことは言うことはできません」

ルー・リードは『ワード&ミュージック、メイ1965』と題されたアルバムがローリー・アンダーソンの協力の下、生誕80周年を記念して8月26日にリリースされることも発表されている。

アルバムにはルー・リードによって書かれ、後にヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーとなるジョン・ケイルによってレコーディングされた音源が収録される。ルー・リードはテープを自分宛てに郵送しており、そこから50年近くにわたって封筒は封がされたままだったという。

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