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セックス・ピストルズは6月3日にエリザベス女王の戴冠70周年を迎えるのに先立って記念硬貨が発売されている。

ニッケルメッキをしたこのコインはアーティストのジェイミー・リードによるユニオンジャックが表側に、唇ピアスをしたエリザベス女王の肖像が裏側に印刷されている。

セックス・ピストルズは「God save the queen / She ain’t no human being / And there is no future / In England’s dreaming(女王陛下万歳/彼女は人間ではない/夢見る英国では未来なんかない)」という歌詞を含む1977年発表の“God save the queen”を再発している。王室批判のこのシングルは1977年の夏に戴冠25周年に合わせてリリースされている。

当時、BBCでは放送禁止になったにもかかわらず、“God save the queen”はNMEチャートで1位、全英シングル・チャートで2位を獲得している。全英シングル・チャートでは空欄のまま掲載された。

6月末まで販売される今回の記念硬貨は戴冠70周年を記念したもので、サファイアのヴェルヴェットの硬貨ボックスが付属し、銀色のエンボス加工も施されている。加えてデジタルではザ・ピストル・ミントを通して交換可能なNFTによるバージョンも用意されている。

https://www.sexpistolsofficial.com/god-save-the-queen-commemorative-coin-bonus-nft/

NFTのコレクションにはランダムな複数のデザインが用意されている。

記念硬貨に含まれているアイロニーは失われていないものの、セックス・ピストルズのメンバーは曲の題材はリスナーが思っているようなものではなかったと語っている。

ジョン・ライドンは最近のピアーズ・モーガンとのインタヴューで「エリザベス女王が生きていて元気なことは本当に誇らしいと思っているよ」と語っている。

ジョン・ライドンは“God Save The Queen”について「反王政主義だけど、反人間的ではない」と説明している。

「これを世間に言っておかなきゃいけないんだけどさ。みんな、僕が人間としての王室に反対していると考えているけど、違うんだ」

「そのことについてはおめでたいと思っているよ。素晴らしい偉業だよね。そのことで苛立ったりはしないよ」

一方、ダニー・ボイル監督はセックス・ピストルズの伝記映像作品『ピストル』についてジョン・ライドンには批判してほしいと語り、「生来の習慣は変えることができない」と思っていたと述べている。

ダニー・ボイルは次のように語っている。「ジョン・ライドンのやっていることは好きだし、彼に気に入ってほしいとも思わない。彼には批判してもらいたい。間違いなく彼にはその権利があるし、生来の習慣は変えることができないからね」

クレイグ・ピアースが脚本を手掛け、ダニー・ボイルが監督を務めた『ピストル』はディズニープラスで5月31日に配信される。

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