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ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァー・サイクスは初期のメディアによる受け止められ方について語っている。

ここ10年でブリング・ミー・ザ・ホライズンはブリティッシュ・ロックにおいて最も人気のあるバンドの一つとなっている。しかし、オリヴァー・サイクスは常々そうだったわけじゃないと語っている。

『ケラング!』誌のインタヴューでオリヴァー・サイクスは最初に人気を獲得した時のメディアによる扱われ方について振り返っている。

「自分たちのバンドはモトリー・クルー風のバカな奴みたいに位置付けられたんだ」とオリヴァー・サイクスは語っている。「最初にやったインタヴューの一つで、あらゆる言葉を捻じ曲げられてね。冗談で言ったことも怒って言っているかのようにされて、そういう人間として描かれたのが自分にとってはショックだったんだ」

彼は次のように続けている。「自分は気のいい奴だと思うけど、あらゆる雑誌がそうじゃないように扱ってね。自分の言葉が言ってないことに捻じ曲げられるのには驚いたよ。そのことには苦しまされたね」

オリヴァー・サイクスはメディアに付けられた評判のせいで自分が意見の分かれる人物かのようになったと語っている。

「アイドルとして描かれるか、嫌われ者かのどちらかだった」と彼は語っている。「表紙になると、フォトショップで加工されて、最高の照明を当てられるけど、自分は本当はそんな見た目じゃない。かといって恐ろしい悪い奴でもない。みんなと同じように過ちも犯す普通の人間だけど、誰も普通の人間としては見てくれない。最低な奴か、まるで神かという感じでね。すごく混乱したよ」

ネガティヴな報道にもかかわらずブリング・ミー・ザ・ホライズンは最初の不安を乗り越えて、UKで最も成功したメタル・バンドとなっている。しかし、オリヴァー・サイクスはソーシャル・メディアで課されるプレッシャーのために、これからの新人アーティストには気の毒なものを感じると語っている。

「ほとんどのレーベルはTikTokでの短い動画をやらせて、ソーシャル・メディアでの存在感を考えさせたいたいと思っている。それだけで本業だよね」と彼は説明している。「今、新人アーティストで、そうしたことまで責任を持たなきゃいけないのが想像もつかないよ。音楽を作るだけじゃなく、ほとんど役者みたいにならなきゃいけないんだ。その様子を妻と見ているけど、腹立たしいよね」

一方、ブリング・ミー・ザ・ホライズンはマルタ島で行われたフェスティバルにDJで出演して、新曲“Strangers”をかけている。

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