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グリーン・デイのフロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングはミュージシャンとしてセックス・ピストルズから受けた影響について語っている。

米『ローリング・ストーン』誌でビリー・ジョー・アームストロングは初めてセックス・ピストルズを聴いた時のことについて振り返っている。「『勝手にしやがれ!』が最初に聴いたパンクのレコードの一つだった」

「“Holidays In The Sun”を聴いて最初に頭に浮かんだのは、ギターのサウンドが巨大でリアルということだった。そして、ジョン・ライドンのヴォーカルを聴いて、なんて反抗的なシンガーなんだと思った。自分にとっては大きなインパクトだった。歌詞もギターのサウンドも曲も、すべてがね。ただただ完璧だと思ったよ」

ビリー・ジョー・アームストロングはセックス・ピストルズに憧れるところとして、パンクがメインストリームになる前に破壊したことだと語っている。

「メインストリームになる前の時点でセックス・ピストルズはパンクを殺したんだ。彼らはパンク・ロックが大衆のためのものではないことを証明してみせたんだよ」と彼は続けている。

「ギターを手に取ったり、パンク・ロックをかけたりするのは名声のためじゃない。自分にとって大切なもので、アンダーグラウンドだから、そうしているんだ。それはグリーン・デイでパンク・バンドを始めた初期に経験したことでもある。グリーン・デイはまったく違う道を歩んだわけだけど、自分たちがこんなことになるとは予想もしていなかったことは言っておきたいね」

ビリー・ジョー・アームストロングはセックス・ピストルズが今日のバンドに与えている影響についても語っている。

「音楽が企業や消費者のために製造されているのではないという信念を与えてくれるんだ。自分の人生に投資し、世界に対して、自身に対して思うことが反映されているから存在しているんだ」

セックス・ピストルズは5月31日に伝記映像作品『ピストル』が配信されることが決定している。

ジョン・ライドンは本作について「歴史を書き換えた」「中流階級の空想譚」であり、「悲劇でなければ笑えるものになっている」と批判している。

先日、ダニー・ボイル監督は『ピストル』についてジョン・ライドンには批判してほしいと語っており、「生来の習慣は変えることができない」と述べている。

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