ジミ・ヘンドリックスは局部の石膏像がアイスランドにあるファロロジカル・ミュージアムで来月から公開されることが決定している。
これは1968年2月にシンシア・アルビトンがツアー中のシカゴで製作したもので、6月上旬に博物館の敷地内で行われる非公開のイベントで公開される。
「プラスター・キャスター」として知られたシンシア・アルビトンはバズコックスのピート・シェリーやデッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラらの局部の石膏像も製作しており、今年4月に亡くなる直前に像をアイスランドのファロロジカル・ミュージアムに寄付していた。
「シンシア・“プラスター・キャスター”・アルビトンが亡くなる前にジミ・ヘンドリックスの石膏像をいくつかミュージアムに寄付することに決めてくれたことを悲しみと誇りと共に発表します」とファロロジカル・ミュージアムは5月23日にツイートしている。
Hendrix phallus cast to The Icelandic Phallological Museum.
It is with feelings of sadness and pride, that The Phallological Museum announces that prior to passing, Cynthia ʹPlaster Casterʹ Albritton, decided to donate to the museum with one of a few casts of Jimi Hendrix.— Phallological Museum (@Phallusmuseum) May 23, 2022
シンシア・アルビトンが作品にすることはなかったが、ジーン・シモンズはキッスの1977年発表のアルバム『ラヴ・ガン』で彼女にちなんだ“Plaster Caster”という曲を書いている。
シンシア・アルビトンは2000年にニューヨークで初の石膏像の展覧会を開催しており、その数年後にはMOMA PS1で作品が展示されている。彼女はジェシカ・ヴィラインズによる2001年公開のドキュメンタリー『プラスター・キャスター』も製作されている。
シンシア・アルビトンはキャリアの後半で女性の胸の石膏像も製作しており、ピーチズやカレンO、ステレオラブのレティシア・サディエールの作品が製作されている。
アイスランドのファロロジカル・ミュージアムは1997年にシグルズール・ハーターソンによって開設されている。アイスランドに生息するすべての哺乳類と300点近い多くの外来種のペニスやその一部が展示された世界最大の施設となっている。
先日、ジミ・ヘンドリックスは55年前のライヴで2人のファンのために破られた手書きの歌詞がついに揃ったことが明らかになっている。
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