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ハリー・スタイルズは10代のボーイ・グループからミュージシャンとして独自の道を歩むことになったキャリアの変遷について語り、ビリー・アイリッシュが一躍ポップスターに上り詰めたのを見て励まされたと説明している。

5月20日にソロ・サード・アルバム『ハリーズ・ハウス』がリリースされるのを前に、ハリー・スタイルズはゼイン・ロウによる78分間のインタヴューに応じており、アルバムの制作過程、ツアー、クリエイティヴなプロセス、スポットライトを離れたところでの個人的な成熟などについて語っている。ビリー・アイリッシュの名前はインタヴューの終盤で登場しており、ハリー・スタイルズはワン・ダイレクション休止直後のアプローチと現在の在り方を率直に比較している。

彼は次のように説明している。「ビリー・アイリッシュが最初に売れた時というのは間違いなく大きな瞬間だった。グループにいる時は若かったから、楽しかったし面白かったんだ。でも、彼女はあの若さで1人でやっているのを見て、自分はもうあんなに若くないと思ったんだよね」

「しばらくの間、『どうすればゲームを楽しんでできるんだろう』と考えていた。でも、そのうち『僕らは同じわけじゃないんだ』と思ったんだ。そして、同じように『ずっと若いままいられるわけじゃないんだ』とも思った。『ミュージシャンとして誰になりたいかを考えよう』ってね」

ハリー・スタイルズはここ数年でビリー・アイリッシュと「何度か会ったことはある」ものの、影響を受けたことについて個人的に話をしたことはないという。「遠くから感謝している感じだね。僕にとって彼女が体現してくれたものがあると思っているんだ」

「彼女が出てきたことで、『そうじゃない。こうした形でも心配しないで』と言われた感じだった。というのも、彼女は僕よりもずっと若いわけで、『どうやったら戻れるだろうか? どうすればそうなれるか?』なんて考えても意味がないんだよ。自分にとっては彼女が呪いを解いてくれたんだよね。それに感謝しているんだ」

インタヴューの映像はこちらから。

先日、ハリー・スタイルズは最初は気が進まなかったもののメンタル・ヘルスの面でセラピーから恩恵を受けたことも明かしている。5年前にハリー・スタイルズは「自分が崩壊している」ことを意味する音楽業界のクリシェだとして嫌々ながらセラピーを始めたという。「必要ないと言える人間になりたかったんだ」と彼は語っており、セラピーが最終的に「感情的に惰性で動く」自身の傾向を変えることになったと述べている。

また、ハリー・スタイルズはコーチェラ・フェスティバルのステージで新作より“Boyfriends”と“Late Night Talking”という2曲の新曲を初披露している。このステージではアルバムからのリード・シングル“As It Was”もライヴで初披露されている。

ハリー・スタイルズはUK&ヨーロッパ・ツアー、北米ツアー、オーストラリア&ニュージーランド・ツアーの日程がそれぞれ発表されている。

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