ジョン・ライドンは新たなインタヴューでエリザベス女王の戴冠70周年に先立って「エリザベス女王が生きていて元気なことは本当に誇らしい」と語っている。
エリザベス女王は戴冠70周年を記念して6月2日から5日にわたって式典が行われるが、それに先立ってジョン・ライドンはインタヴューを受けている。
戴冠70周年を記念してセックス・ピストルズは反君主制を掲げる名曲“God Save The Queen”を再発することが決定している。ピアーズ・モーガンの番組に出演したジョン・ライドンは“God Save The Queen”について「反王政主義だけど、反人間的ではない」と説明している。
「これを世間に言っておかなきゃいけないんだけどさ。みんな、僕が人間としての王室に反対していると考えているけど、違うんだ」とジョン・ライドンは語っている。「エリザベス女王が生きていて元気なことは本当に誇らしいと思っているよ」
「そのことについてはおめでたいと思っているよ。素晴らしい偉業だよね。そのことで苛立ったりはしないよ」
ジョン・ライドンは次のように続けている。「自分が言っているのはこの体制を支えるのに税金を払っているのであれば、その使い途には発言させてもらうべきだってことなんだ」
ジョン・ライドンはイギリスで王室がそう長く続くとは思っていないとして、「チャールズ皇太子には手に負えないだろう」と語っている。「キャベツにピンク・フロイドを聴かせるような男だからね」
「それは残念だけど、式典は好きなんだ」とジョン・ライドンは語っている。「フットボール・ファンだからね。そうならずにはいられないだろ? 王室の結婚式を観るのも好きだしね。スピットファイアーやB-52が宮殿の上空を飛ぶからね。あれには感動するよ」
「国のことも好きだし、人々のことも好きだし、すべてが気に入っているけど、そこに問題があるなら、それを言う権利はあるよね」
ヴィヴィアン・ウエストウッドは先日『NME』にセックス・ピストルズにおけるジョン・ライドンは「センセーション」だったと述べ、セックス・ピストルズが解散した時には「これ以上のアイディアはなかった」と語っている。
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