デス・キャブ・フォー・キューティーは通算10作目となる新作『アスファルト・メドウズ』をリリースすることを発表して、ファースト・シングル“Roman Candles”が公開されている。
2018年発表の新作『サンキュー・フォー・トゥデイ』に続く新作は9月10日にアトランティック・レコーズよりリリースされる。デス・キャブ・フォー・キューティーは2020年にバンドキャンプで5曲のカヴァーを収録したEP『ザ・ジョージア』をリリースしており、後にストリーミングでも公開されている。また、昨年には『ザ・フォト・アルバム』が35トラックでリイシューされている。
「“Roman Candles”は死にゆく惑星における緊迫した都市に存在する深刻な恐怖についての曲です」とデス・キャブ・フォー・キューティーは述べている。
フロントマンのベン・ギバードは次のように続けている。「歌詞は一般的な不安を扱った複数の別々の曲を組み合わせました。社会を機能させてきた構造がパンデミックの間に崩れていく感覚を歌っています」
“Roman Candles”のリリック・ビデオはこちらから。
2021年3月に『NME』にベン・ギバードは自身のシグネチャーによるフェンダー・ムスタングのギターが新作のインスピレーションになったと説明している。
「たくさんの曲があって、その音源には満足しているんだ」と彼は語っている。「新曲をこれまでで最高の出来だと言って、誇張するミュージシャンがたくさんいるのは分かっているし、そういうことはしたくないけど、本当に楽しみなんだ。いいアルバムになると思うよ」
ベン・ギバードは新型コロナウイルスの中で自分の人生と死について振り返った曲に取り組んでいると語っている。
「誰しもに当てはまる時間の喪失と有限な時間というのがテーマとしてあるんだ。昨年の暮らしというのは私たちは誰しも死ぬのであり、短い期間しか残されていないという事実を見事に突きつけられたと思う。思っているよりもそれは短いんだよね」
「愛と死というのは常に大きなものとしてあるけど、時の経つ速さや無常さというものが新しい要素として加わっているんだよ」
デス・キャブ・フォー・キューティーは今夏にアメリカ・ツアーを行うことが決定している。
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