GETTY

Photo: GETTY

モトリー・クルーのベーシストであるニッキー・シックスはバンドを題材にした舞台作品に関わっていないことを明かしている。

先週、モトリー・クルーは6月4日にハリウッド・フリンジ・フェスティバルで舞台作品『ザ・クルー:アンダーニース・ザ・ダート・ライズ・ザ・トゥルース』が初上演されることが発表されている。この演劇作品はデヴィッド・ルカレリが脚本を手掛けたもので、プレス・リリースでは「文化的現象を引き起こしたニッキー・シックスとバンドをつぶさに掘り下げた」「ダークなユーモアによるドラマ」と評されている。

ニッキー・シックスはインスタグラムでこの舞台作品からバンドや彼は距離を置いていると述べている。

「モトリー・クルーのファンがデヴィッド・ルカレリ脚本の舞台『ザ・クルー:アンダーニース・ザ・ダート・ライズ・ザ・トゥルース』について尋ねてきた」

「この舞台のプロモーションのためにバンドの商標である『ザ・クルー』と自分の写真が広告で使われたことにはガッカリしたよ。あの広告は誤解を生むよね。自分や他のメンバーが舞台に関わっているかのように見えるからね」

「この舞台について連絡をもらったことはない。モトリー・クルーはこの舞台になんの関係もないんだ」

脚本のデヴィッド・ルカレリは発表時に次のように述べている。「私は2018年のハリウッド・フリンジ・フェスティバルでデビュー作『ドクター・ゾンバズ・ゴースト・ショウ』をソールド・アウトで上演しました。演出デビューとなる『ザ・クルー』でハリウッド・フリンジ・フェスティバルに戻ってこられることに興奮しています。ハリウッド・フリンジ・フェスティバルが行われる同じ通りからモトリー・クルーが名を上げたことを考えると、完璧な場所のように思われます」

「ドラッグとセックスにまみれた典型的なパーティー・バンドとしてモトリー・クルーが記憶されているとずれば、残念です。彼らにはもっと多くの側面がありました」

「1984年に初めてライヴを観てから生涯を通してファンをやってきました。この舞台は一面的なカリカチュアではなく、より重要な存在であったことを示すことを目的としたものです」

デヴィッド・ルカレリは次のように続けている。「ライアン・ラフィングをニッキー・シックスに起用したことは会心の一手でした。ニッキーはバンドの首謀者で、モトリー・クルーを巨大な成功に導くことになった一途な強さ、クリエイティヴなヴィジョンの輝き、自己破滅的な暗部をライアン・ラフィングは体現しています」

昨年12月、モトリー・クルーはこれまでの全カタログの音源を1億5000万ドル(約170億円)で売却したことが明らかになっている。

「新しいパートナーであるBMGコラボレーションすることができて素晴らしい気分だよ」とモトリー・クルーは声明で述べている。「彼らのロックにおける様々な成功実績は新しい拠点として完璧なもので、私たちの音楽的遺産を守り、成長させ、私たちをトップにいさせ続けてくれることになるでしょう」

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ