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マドンナは急速に成長する木を産み出すアヴァターのビデオを含むチャリティのNFTコレクションを売りに出すことが明らかになっている。

「マザー・オブ・クリエイション」と題されたコレクションはプレス・リリースで、昨年NFTで6900万ドル(約89億円)を売り上げたデジタル・アーティストのビープルことマイク・ウィンケルマンと1年以上をかけて「無償で」制作されたものと説明されている。

デジタルの3作品からの売り上げは3つのチャリティ団体に寄付される。一つはウクライナ紛争の被害を受けた女性や子どもの支援を行う「ヴォイスズ・オブ・チルドレン・ファウンデーション」、一つはコンゴ民主共和国の暴力の被害者を支援する「シティ・オブ・ジョイ・ファウンデーション」、最後の一つは投獄された介護人に保釈金を提供する「ブラック・ママズ・ベイル・アウト」となっている。

マドンナによる「マザー・オブ・クリエイション」はNFTにおける3部作の一環で、「現代社会におけるこれまでとは違う出産を表現した」ものとなっている。

母性と創造が作品の中心には据えられており、作品の一つはマドンナが木を産み出すものとなっている。

「マザー・オブ・クリエイション」の後には「マザー・オブ・エヴォリューション」と「マザー・オブ・テクノロジー」という作品が発表される予定となっている。

「マイク・ウィンケルマンと私は1年前にこのプロジェクトでコラボレーションしようと決めた時、彼のユニークな視点と共に母親としてアーティストとして自分のヴィジョンを共有できる機会を持てたことに興奮しました」

「知的なアイディアや感動的な物語からこれを作り出して、アートを生み出すのは素晴らしい過程だった。子宮から子どもを世に送り出すだけなく、アーティストがクリエイティヴィティで何かを生み出すことを含めて、創造という概念を掘り下げたかった。最も重要だったのは今、最も助けを必要としている母親や子どもに役立つ機会として使いたかった」

3つのアートワークはNFT市場のスーパーレアで5月11日にオークションにかけられる。このプロジェクトを支援する暗号通貨プラットフォームのムーンペイはそれぞれのチャリティ団体に10万ドルを寄付している。

先日、マドンナは米『ビルボード』誌のダンス・クラブス・ソング・チャートで50曲目の1位を獲得したことを記念して、新たなコンピレーション『ファイナリー・イナフ・ラヴ』をリリースすることを発表している。

マドンナは2019年発表のアルバム『マダムX』に収録された“I Don’t Search I Find”が2020年2月にダンス・クラブス・ソング・チャートで50曲目の1位を獲得している。これによってマドンナは米『ビルボード』誌の一つのチャートで50曲の1位を獲得した唯一のアーティストとなっている。

マドンナはこの記録を受けてキャリア全体に及ぶコンピレーション『ファイナリー・イナフ・ラヴ』がデジタルで6月24日に、フィジカルで8月19日にリリースされる。

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