エミネム、デュラン・デュラン、パット・ベネターらが2022年のロックの殿堂における一般投票で上位にランクインしている。
2022年に初めて候補になったデュラン・デュランは93万4000票以上の票を集めており、2位のエミネムに25万票以上の差をつけている。
エミネムに5万票差で敗れたのは3位のパット・べネターで63万1000票の票を集めている。4位はユーリズミックスで44万2000票を、5位はドリー・パートンで39万4000票を集めている。
トップ5以外では3度目の候補となったジューダス・プリースト、初の候補となったカーリー・サイモンとライオネル・リッチーが続いている。
一般投票で多くの票を集めたからといってロックの殿堂入りが決まるわけではなく、アーティスト、音楽業界の関係者や歴史家によってロックの殿堂入りを果たす5組が17組から決まることになる。
今年のロックの殿堂は他にア・トライブ・コールド・クエスト、ディーヴォ、ベック、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、MC5、ディオンヌ・ワーウィック、フェラ・クティ、ニューヨーク・ドールズ、ケイト・ブッシュが候補となっている。
2022年にロックの殿堂入りを果たすアーティストは5月に発表される。ロックの殿堂の式典は開催日や会場については発表されていないものの、秋に開催される見込みとなっている。
昨年のロックの殿堂はティナ・ターナー、キャロル・キング、ゴーゴーズ、ジェイ・Z、フー・ファイターズ、トッド・ラングレンがパフォーマー部門で殿堂入りを果たしている。クラフトワーク、チャーリー・パットン、ギル・スコット・ヘロンはアーリー・インフルエンス賞を、LLクールJ、ビリー・プレストン、ランディ・ローズはミュージカル・エクセレンス賞を、クラレンス・アヴァントはアーメット・アーティガン賞を受賞している。
一方、ドリー・パートンは自身がロックの殿堂入りを果たすべきではないというスタンスを表明しており、もし投票されれば受け入れると述べている。
ドリー・パートンは「非常に光栄」だが、選出の「権利を獲得」してはいないと説明している。「私のせいで投票が分かれてしまってほしくないと思っています。謹んで辞退させていただきます」
しかし、ロックの殿堂はドリー・パートンを候補から外すことを行っていない。現地時間4月29日にNPRのインタヴューでドリー・パートンはロックの殿堂入りを果たす十分な投票が得られたら、どうするかと訊かれている。
「ありがたく受け入れるわ」とドリー・パートンは答えている。「感謝を伝えて、受けさせていただくわ」
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