R.E.M.のマイケル・スタイプは“Losing My Region”の歌詞を途中で変化したことについて語っている。
マイケル・スタイプはリック・ルービンのポッドキャスト『ブロークン・レコード』で1991年発表の“Losing My Region”について大きな変更をしたことを明かしている。
リック・ルービンが書いた時に特別な曲だと分かったのかと尋ねると、マイケル・スタイプは否定している。「アルバムからのファースト・シングルとしてリリースしたんだけど、次の曲へのセット・アップと考えていたんだ。不思議な曲だよね。こんな形で反響を呼ぶことになるなんてまったく分かってなかったよ」
楽曲の制作についてマイケル・スタイプは次のように振り返っている。「一つの歌詞を変えたんだ」
「『That’s me in the corner / That’s me in the kitchen(隅っこにいる自分/キッチンにいる自分)』というもので、パーティーやダンスで好きな人のところに行って『あなたのことが気に入っているんだけど、私のことはどう思う?』と訊けない、後ろに下がっている壁紙のようなシャイな人物から来ているんだ」
「そこでは恋愛が頭の中だけで起こっているんだ。言い過ぎたのか、足りなかったのか、その人物には分からない」とマイケル・スタイプは続けている。
「隅でみんなが踊っているのを観ているんだ。最愛の人がダンスフロアでみんなと踊っているのを観ているんだよ。最もドキドキしている人だからね。もしくはキッチンで冷蔵庫の影に隠れているんだ」
マイケル・スタイプは歌詞に施した変化について次のように語っている。「キッチンをスポットライトに変えたら、まさに自分のことの曲になったんだよね。そうではなかったのにね」
“Losing My Region”は1991年6月に全米シングル・チャートで最高位4位を記録しており、21週にわたってチャートインしている。
昨年、マイケル・スタイプはR.E.M.の再結成をめぐる議論に終止符を打ち、10年前の解散は今後も続くものだと述べている。
ラジオ局「WNYC」でヴェルヴェット・アンダーグラウンドのトリビュート・アルバムについて語ったマイケル・スタイプはR.E.M.の再結成の可能性について報じた2019年の米『ローリング・ストーン』誌の記事について「せいぜい希望的観測」だと述べている。
「決して再結成はしないよ。多くのバンドにとってはもう一度やる動機になるのかもしれないけど、解散する時にそれは悪趣味な金儲けになると決心したんだ。そんなものは必要としていないし、32年間の栄光があることに満足しているんだよ」
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