GETTY

Photo: GETTY

プシャ・Tは自身の最新作『イッツ・オールモスト・ドライ』に共に参加しているカニエ・ウェストとキッド・カディの確執について口を開いている。

カニエ・ウェストは『イッツ・オールモスト・ドライ』の半分の曲をプロデュースしており、残りの半分はファレル・ウィリアムスがプロデュースしている。カニエ・ウェストとキッド・カディはアルバム収録曲“Rock N Roll”に共に参加している。

これまで何度もコラボレーションを行ってきていて、2018年にはジョイント・アルバム『キッド・シー・ゴースツ』をリリースしているカニエ・ウェストとキッド・カディは公の場で対立している。確執はカニエ・ウェストの元妻であるキム・カーダシアンの新たなパートナーであるピート・デヴィッドソンとキッド・カディの友人関係を理由にカニエ・ウェストがキッド・カディを『ドンダ2』に参加させなかったことに端を発している。

それを受けてキッド・カディは「残念だけど、俺もアルバムに参加したくないよ。時代遅れだからな」と述べており、次のように続けている。「あなたと会って以降、あなたのアルバムで最も素晴らしかったのが俺だってことはみんな分かっているはずだよ」

先日、キッド・カディは“Rock N Roll”がカニエ・ウェストと共演した曲としては最後になると述べている。「まだカニエとうまく行っていた1年前にこの曲をやったんだ。今はうまく行ってないけどね。彼はもう友人じゃない。仲間であるプシャ・Tのために曲を許可したんだ」

今回、『ヴァルチャー』のインタヴューでプシャ・Tはカニエ・ウェストとキッド・カディの気まずい関係について語っている。「あれは大変だよ。キッド・カディは俺のブラザーだしね。今回の関係、仲間意識、諍いについてなんとかしたいけど、公になってしまったんだ」

「口論になるのはよくあることで、誰だって口論になる。それは問題じゃない。カニエが言い出したにせよ、キッド・カディがやり返したにせよ、公になってしまったことが問題なんだ。それでめちゃくちゃになっているんだ」

プシャ・Tは“Rock N Roll”ができた日のことを振り返っている。「あの曲を作った日はみんな楽しそうだったんだ。カニエ・ウェストがビヨンセのサンプリングを刻んでいて、キッド・カディもその日に来ることになって、しばらく会ってなかったから久しぶりに会ったんだ。『この曲には参加しないとな』と言ってくれて、キッド・カディは3つか4つのフレーズをやってくれて、ビヨンセもサンプリングに許可を出してくれた。あの曲を作るには素晴らしいエネルギーがあったんだよ」

「それで時を経て、問題が持ち上がることになった。キッド・カディは2人が一緒にやるのはこれが最後だと言っているけど、彼は分かっているんだ。だから、曲を許可してくれたことに感謝しているし、ブラザーのためにやるべきことをやってくれて、そういうところが大好きなんだ」

プシャ・Tの最新作『イッツ・オールモスト・ドライ』には他にリル・ウージー・ヴァート、ドン・トリヴァー、ラビリンス、プシャ・Tの兄であるマリスらが参加している。

ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ: Let It Be』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ