ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデ、ビヨンセ、カーディ・Bらはミシガン州務長官の共和党候補であるクリスティーナ・カラモによって「悪魔の手先」と見なされていることが明らかになっている。
クリスティーナ・カラモは現地時間4月23日に11月に行われるミシガン州務長官選挙の候補に選ばれている。NPRによれば、コミュニティ・カレッジの元教授で、『イッツ・ソリッド・フード』というポッドキャストの司会だったクリスティーナ・カラモは2020年のアメリカ大統領選挙でデトロイトで選挙不正があったと主張したことによって一躍脚光を浴びることになっている。
クリスティーナ・カラモはドナルド・トランプ元大統領からも支持されており、2020年のアメリカ大統領選挙の結果を否定し続けている。
ここ2年間にわたってクリスティーナ・カラモは物議を醸す発言を公言しており、進化論を学校で教えるべきでないと考えているほか、首都ワシントンD.C.で2021年1月6日に起きた連邦議会襲撃事件の黒幕に左翼がいると発言し、アンチLGBTの発言を繰り返し、Qアノン関連の集会にも出席している。
クリスティーナ・カラモは音楽界の著名な女性アーティストについても自身の見解を語っており、アーティストを悪魔ないしは悪魔的なるものと結びつけている。米『ローリング・ストーン』誌が公開した2020年8月6日に放送したポッドキャストでクリスティーナ・カラモはアリアナ・グランデやビリー・アイリッシュが子どもたちを「悪魔の考え」にさらしていると述べている。
クリスティーナ・カラモは「異教徒や魔術の増加における一番の加害者は有名人である」と主張しており、アリアナ・グランデの“God Is A Woman”をその例として挙げている。「MTVビデオ・ミュージック・アウォーズの授賞式でアリアナ・グランデは最後の晩餐をレズビアンのパーティーにしてしまいました」とクリスティーナ・カラモは語っている。「まさに神への冒涜です」
「最高位の神への冒涜を行うこうしたエンタテイナーは子どもたちを魅了しており、そのなかで私たちは『なぜ若者たちは信仰から離れてしまうのでしょうか?』という状態になっています。それは子どもたちが悪魔の考えにさらされているからです」とクリスティーナ・カラモは語っており、ビリー・アイリッシュの2019年発表の楽曲“All The Good Girls Go To Hell”を批判している。
同じポッドキャストの中でクリスティーナ・カラモはビヨンセも「黒人をターゲットとして異教徒を受け入れさせている」と批判している。彼女はビヨンセの夫であるジェイ・Zについても「確固たる証拠はない」と認めつつも悪魔主義者だと考えていると述べている。
カーディ・Bについてもミーガン・ザ・スタリオンとのコラボレーションである“WAP”を引き合いに出しながら「堕落を広めるルシファーの手先」だとクリスティーナ・カラモは述べている。「言いませんが、この曲の内容はお分かりでしょう。非常に卑猥な内容です」
11月に闘うことになるクリスティーナ・カラモの対抗馬は民主党候補のジョセリン・ベンソンで、とクリスティーナ・カラモは「選挙制度の腐敗のことしか考えていない」と批判している。
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