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ザ・リバティーンズのピート・ドハーティは今夏に『ア・ライクリー・ラッド(原題)』と題した回想録を刊行することを発表している。

サイモン・スペンスの協力の下、制作された本書はリトル・ブラウンより6月16日に刊行される。

本書の説明文には次のように書かれている。「名声と汚名の裏にあった偽りなき男、ドハーティによる物語です。他にないロックの回想録となるでしょう」

説明文は次のように続いている。「『ア・ライクリー・ラッド』でピート・ドハーティは最も暗黒の時代を掘り下げています。驚くほどの率直さ、ならびに彼のトレードマークであるユーモアと共に。退廃的なパーティーや薬物に溺れた夜、入獄、自己崩壊の裏側へと私たちを連れて行ってくれるのです。ピート・ドハーティは長年の生活における様々な重要な人物との波乱に満ちた関係も振り返っています」

「詩、パリ、哲学、政治、音楽ビジネス、ハービー・ハンコックからシャルル・ボードレールまでといった影響についても彼は論じています。そこにはユーモア、あたたかさ、洞察、禍々しい内省、勝利への反骨精神があるのです」

先月、ピート・ドハーティはインタヴューでドラッグ依存症で苦しんでいた時に「足を失いかけた」と明かしている。

2年以上にわたってクリーンな状態を続けているピート・ドハーティは『ミラー』紙でドラッグで苦しんでいた当時を振り返っている。

2020年前半に妻のカティア・ド・ヴィダスとフランスに移住したピート・ドハーティだが、先日一緒に『ザ・ファンタジー・ライフ・オブ・ポエトリー&クライム』をリリースしたフレデリック・ローとの出会いがドラッグ依存症を断ち切るのに役立ったと語っている。

今年1月、ピート・ドハーティは「真っ当な暮らしを続けることができる」理由についてノルマンディーでのロックダウン体験が「イングランドと依存症から自身を引き離すことになった」と語っている。

「クリーンになったんだけど、本当に長い間無茶をし過ぎていて、他の人がどう思おうと気にしていなかったんだ。でも、それが転じて、新たに寄せられる期待を敏感に感じなきゃいけないというプレッシャーから突然解放されたんだ」

「創作活動も依存症みたいなものだと思う。曲を書かなきゃいけないのは分かるんだけど、その根本的な理由については分からないんだ」

ザ・リバティーンズは『リバティーンズ宣言』を全編演奏するウェンブリー・アリーナ公演を行うことを発表している。他にもザ・リバティーンズは7月1日にマンチェスターのキャッスルフィールド・ボウルで、7月22日にハットフィールド・ハウスで、8月5日にカーディフ・ビュート・パークで、8月8日にエジンバラ・O2アカデミーで公演を行うことも決定している。

ザ・リバティーンズはサマーソニック2022に出演することが決定している。

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