スリップノットはゲームの仮想世界を手掛けるサンドボックスと提携して「ウェブ3の体験を提供する没入型空間」であるノットヴァースを立ち上げると発表している。
スリップノットは自身のフェスティバル・ブランドであるノットフェスを今回のパートナーシップによって「メタヴァース」の世界に持ち込む考えだという。
「ヘヴィ・ミュージックのカルチャーにメタヴァースで触れられる唯一無二の場所」と謳われるノットヴァースはNFTや生成型コレクション、メタヴァースでのコンサート、ゲーム、フェスティバル体験、独自のコラボレーション、マーチャンダイズ、新曲、リアルのイベントなどを提供するとされている。
ノットヴァースはサンドボックス内の独自エリアとして作られ、「ノットフェスのダークなカーニヴァルというテーマを継承し、20年以上に及ぶスリップノットのイメージとテーマを統合したものになる」という。
サンドボックスのチームはプレス・リリースで「仮想の不動産ともアミューズメント・パークとも言える土地にスリップノットと協力して命を吹き込みます」と述べている。これまでにサンドボックスとはスヌープ・ドッグ、アディダス、ウォーキング・デッドなどがパートナーシップを結んでいる。
今回の提携についてスリップノットのショーン・“クラウン”・クラハンは次のように述べている。「1999年に『クエイク』をオンラインでプレイし始めた時も、2011年に『マインクラフト』をプレイし始めた時も別次元だったけれど、その時はシドを自分の横でスクラッチさせることもできなかったし、自分たちのヴィジュアル・アートを提供することもできなかった。できるのはゲームをプレイすることぐらいだったんだ」
「でも、今はそうしたアイディアが可能になっただけでなく、表面的なものに留まることもない。ファンが自分たちをどこへと導いてくれるのか、耳を傾け、目をすまして進んでいこうと思っている。不安に思う人や理解できない人も、ファンを連れて行くものだということを分かってもらえればと思う。私たち全員のために全員で取り組むことにしたんだ。これからしていくことをみんなに見てもらえるのが待ちきれないよ」
サンドボックスのCOOであるセバスチャン・ボーゲットは次のように述べている。「サンドボックスのオープンなメタヴァースのコミュニティに初めてのヘヴィ・ミュージックのバンドとしてスリップノットとノットフェスを迎えられることを誇りに思っています」
「これによってデジタル表現と社会的相互作用の未来を構築し、今回のパートナーシップで自由な発想の多様な新たなオーディエンスにサンドボックスだけでなく、他の互換性のあるプラットフォーム上で使用できるスリップノットのNFTの所有権を体験してもらえることになります」
今年2月、スリップノットのコリィ・テイラーは「素晴らしい」通算7作目のアルバムを「完成させた」と語っている。
「アルバムは今ミックスの段階にあるんだ」とコリィ・テイラーは説明している。「すべて完成させたよ。それで今はミックスをやっているんだ。素晴らしいニュースだろ。多分、これから3ヶ月後くらいに出るんじゃないかな」
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