ノエル・ギャラガーは2009年にバリでオアシスが解散した夜に楽屋で壊されたギターがオークションに出品されることが明らかになっている。
オアシスはロック・オン・セーヌでヘッドライナーとして出演する予定だったが、ノエル・ギャラガーは弟のリアム・ギャラガーと出演直前に衝突し、その中でギターが壊れることとなった。
赤のギブソンES-355はその後修理されたが、5月17日にオークションにかけられるという。オークションの最低価格は12万5000ポンド(約2000万円)だが、主催者は41万5000ポンド(約6900万円)まで上がるのではないかと試算している。
オークションを主催するギャラリー「Artpèges」のアーサー・ペローはノエル・ギャラガーがこのギターを最終的に処分した理由は「オアシスのことをあまりに思い出してしまうから」と語っている。
オアシスはこの日解散することになるわけだが、騒動の後、フェスティバルの会場を立ち去る車の後部座席に乗っていた時のことを先日ノエル・ギャラガーは次のように振り返っている。
「運転手が車を脇に停めて、それだけだった。安心感はなかったよ。一悶着あるぞというのが分かったからね。くだらないことをたくさん言われるわけでさ」
「最大のバンドの一つがついに内部崩壊したというね。イングランドに戻ってこられなかったよ。妻が子どもといる自宅には記者が殺到していたからね」
「だから、真夜中に妻には家を出るように言って、フランスかどこかで落ち合ったんだ。イギリスに戻った時にはまあ大騒ぎになったわけだけどさ」
リアムとの口論が解散の最終的な理由となったものの、彼はそれが「軽い気持ちで下した決断」ではなかったとも語っている。
「自分の人生だし、決めるのは自分だし、クリエイティヴ面でも俺がやっていたわけでね。でも、今になって思えば、自分にとってもバンドにとっても最もよかったことなんじゃないかな」
「だって、2009年のオアシスは史上最高のバンドの一つなんて言われていなかったからね。『終わりにするべきだ』っていう雰囲気みたいなものもあったんだよ。少なくとも俺は感じていたよね」
「みんながアルバムを聴くことはやめてしまって、ヒット曲を聴きにライヴに来ているのを感じていたんだ。在籍したくはない状況のバンドになっていたんだよ。でも、今じゃもちろん最高のバンドたちと肩を並べているわけだからね」
一方、ノエル・ギャラガーはハリー・スタイルズやテレビ番組『Xファクター』出身のアーティストについて「本物」のミュージシャンほど熱心に音楽に取り組んでいないと批判している。
「ハリー・スタイルズが今、部屋かどこかで曲を書いているなんて言えないだろ」と彼は語っている。「喜んで、多くの女性に囲まれているはずだよ」
「彼がアコースティック・ギターを持ち出して、なんかの曲のミドルエイトを書こうとしているなんてことはないと断言できるよ」
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.