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2022年の第1四半期においてイギリスで最も売れたアナログ盤のランキングが明らかになっている。

オフィシャル・チャート・カンパニーによれば、2月にリリースされたヤード・アクトのデビュー・アルバム『ジ・オーヴァーロード』が11000枚のセールスで、トップに立っている。

それを僅差で追ったのはティアーズ・フォー・フィアーズの17年ぶりのアルバム『ザ・ティッピング・ポイント』で、3位にはブラック・カントリー・ニュー・ロードのセカンド『アンツ・フロム・アップ・ゼア』がランクインしている。

フリートウッド・マックの名作『噂』が4位に入っており、ザ・ウォンバッツの『フィックス・ユアセルフ、ノット・ザ・ワールド』が5位に、チャーリーXCXの『クラッシュ』が6位に入っている。

「少なくとも1年の4分の1でもこうなれたってことは素晴らしいことだよね」とヤード・アクトは今回の発表について語っている。「ある程度の数の人々と繋がりを作ることができたというのは間違いないわけだから。こうしたことになるには、それが最も重要なことだから」

「すごく感謝しているし、忘れることはないね。自分たちのチームやアイランド・レコーズのクルーが僕らを信じてくれて、懸命に働いて、大金をつぎ込んでくれたことに感謝するよ。さあ一山行きますか」

2022年第1下半期のアナログ盤アルバムのトップ10は以下の通り。

1. Yard Act – ‘The Overload’
2. Tears For Fears – Tipping Point’
3. Black Country New Road – Ants From Up There’
4. Fleetwood Mac – ‘Rumours’
4. The Wombats’ ‘Fix Yourself, Not The World’
6. Charli XCX – ‘Crash’
7. Rex Orange Country – ‘Who Cares’
8. Don Broco – ‘Amazing Things’
9. Bonobo – ‘Fragments’
10. Frank Turner ‘FTHC’

一方、アナログ盤のシングルで最大の売上を上げたのはフランク・ターナーの“A Wave Across A Bay”で、ゴーストの“Hunter Moon”がそれに続いている。

「これは素晴らしいニュースだし、アナログ盤は大好きなんだ。この曲のことはとても誇りに思っているんだ」とフランク・ターナーは語っている。「これはフライトゥンド・ラビットのスコット・ハッチソンが亡くなったことを受けて立ち上げられたタイニー・チェンジズという団体へのチャリティ・シングルなんだ。だから、曲もそうした内容になっている。本当に感謝したいね」

ヤード・アクトによる“Dark Days”が3位に、シェイクスピアズ・シアターの90年代のヒット曲“Stay”の30周年バージョンが4位にランクインしている。

2022年第1下半期のアナログ盤シングルのトップ10は以下の通り。

1. Frank Turner – ‘A Wave Across A Bay’
2. Ghost – ‘Hunter Moon’
3. Yard Act – ‘Dark Days’
4. Shakespears Sister – ‘Stay’
5. Arab Strap – ‘Aphelion’
6. The Mysterines – ‘Under Your Skin’
7. Wolf Alice – ‘The Last Man On Earth’
8. Khruangbin and Leon Bridges – ‘Texas Sun’
9. The Specials – ‘Ghost Town’
10. Placebo ‘ Beautiful James’

一方、2021年のアナログ盤の売上は延期や遅延が頻発したにもかかわらず、30年ぶりの高水準となっている。

英国レコード産業協会の発表によれば、2021年のアナログ盤は500万枚以上のセールスを上げており、2020年に較べて8%の伸びとなっている。これはアナログ盤にとって14年連続での成長で、全音源の売上のうち23%を占めている。

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