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FKJことフレンチ・キウイ・ジュースはセカンド・アルバム『ヴィンセント』を6月10日にリリースすることが決定している。

2017年に発表した『フレンチ・キウイ・ジュース』に続く新作のコンセプトは2020年以前にロサンゼルスを一人旅したときに生まれたという。新作についてフレンチ・キウイ・ジュースは次のように語っている。「完全に一人で過ごして、携帯電話の電源を切り、あらゆるものから離れて自分が何をしたいのか考える時間をとった。その頃は特に考え過すぎることもなく、純粋に遊び心で音楽を作っていた。純粋な楽しみのために音楽を作るという、失われた無邪気さを取り戻したかったんだ。時には一晩中没頭して、日が昇ってから寝ることもあった」

アルバムからはサンタナとのコラボレーションとなる新曲“Greener”が公開されている。サンタナの音楽を聴いて育ったという彼は、本アルバムの制作中にインスピレーションを与えてくれたことに感謝する手紙を彼に送ったことを明かしている。

「小さいころ、まだスポティファイなんかない時代にラジオをかけて、彼の曲“Smooth” が流れてくるのを待っては録音していたことを伝えたんだ。サンタナはまるで楽器が自分の言葉を持っているかのように演奏していて、それが僕に語りかけてくるようだった。僕のトラックで演奏してもいいと言ってくれるなんて、思いもしなかったよ」

“Greener”のミュージック・ビデオはこちらから。

“Greener”についてフレンチ・キウイ・ジュースは次のように語っている。「“Greener”は一晩で書き上げた曲で、僕がよく考えることをテーマにしているんだ。僕たちは必要なものを何でも持っているのに、自分の生活を他人と比べてそれをうらやましく思う。特にSNSでは誰もが完璧な人生を送っているように見えるから」

「夜中にフェンダー・ベースVIをいじっていて、そこから作曲を始めた。この楽器が大好きなんだ。それから歌詞を書いて、生ドラムとリード・ギターを加えて最初のバージョンを作った。そうしたら、この最初のバージョンを聴いた友達が、リード・ギターにサンタナの影響を感じると言ったんだ。確かに、と思った。僕は彼の音楽で育ったし、彼の音楽を聴いてギターを学んだ思い出もたくさんある。だから彼に手紙を書いて、長い間インスピレーションを与えてくれたことに感謝した。そのときに『もし“Greener”という曲を気に入ってくれたら、もちろん参加大歓迎です』って追伸に書いてね。冗談のようなもので、何の期待もしていなかったんだけど、カルロス・サンタナはその音楽を聴いて、ぜひ参加したいと言ってくれたんだ」

サンタナは次のように続けている。「“Greener”でブラザーであるヴィンセント(FKJ)とコラボレーションし、音楽をシェアできて嬉しかったよ。私たちは一緒に、色彩、質感、音楽性のキャンバスの中で描き、それがみんなに勇気と、自分自身が持っている光と人生への深い気づきをもたらすと確信してる。それが実現すれば、世界から分裂も分離も恐怖もなくなる。ただ喜びだけが存在する」

FKJの待望のセカンド・アルバム『ヴィンセント』はCDとデジタル/ストリーミング配信で6月10日に世界同時リリースされ、LPの発売は7月22日に予定されており、日本語帯・解説書付の限定盤もリリースされる。国内盤CDと日本語帯付限定盤LPは、オリジナルTシャツ付セットでも発売される。

リリースの詳細は以下の通り。

label: FKJ / Beat Records
artist: FKJ
title: V I N C E N T
release: 2022.06.10 (CD,Digital), 2022.07.22(LP)
01. Way Out
02. Greener feat. Santana
03. Us
04. The Mission
05. Can’t Stop feat. Little Dragon
06. IHM
07. Brass Necklace feat. ((( O )))
08. Different Masks for Different Days
09. A Moment of Mystery feat. Toro Y Moi
10. Let’s Live
11. Once Again I Close My Eyes
12. New Life
13. Does It Exist
14. Stay A Child

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