フー・ファイターズは7月4日にワシントンD.C.のロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアムでバンドの結成20周年を記念する公演を行い、ライヴに復帰した。
これはデイヴ・グロールが足を骨折したためにグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナー出演とUKツアーのキャンセルを迫られた後、初めてのライヴとなった。
デイヴ・グロールはスウェーデンのヨーテボリでステージから落ちて負傷したが、その日のライヴは痛みをこらえて最後までやり遂げていた。
7月4日にワシントンD.C.で行われたこの公演では多数のサポート・アクトが出演しており、レッドゴールドグリーン、トロンボーン・ショーティ、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ、ゲイリー・クラーク・ジュニア、ハート、LL・クール・J、バディ・ガイ、トラブル・ファンクといったアクトが出演した。
デイヴ・グロールは、骨折した足を休められるように、ギターや照明やアンプに囲まれた台座に座ってステージに上ることになった。
バンドは、“Everlong”、“Monkey Wrench”、“Learn To Fly”、“Big Me”、“All My Life”、“Breakout”、“Best Of You”といったヒット曲を含むセットリストを披露している。
フー・ファイターズはクイーンとデヴィッド・ボウイによる“アンダー・プレッシャー”のカヴァーも披露しており、“For All The Cows”の際はデイヴ・グロールの母親もステージに登場することとなった。
一方、ザ・コーティナーズのフロントマンであるリアム・フレイは、フー・ファイターズが来年のグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーになるかについて「あると思うよ」と話している。フー・ファイターズはブックメーカーの間でも、来年のヘッドライナーの最有力候補となっている。
『NME』に対してリアム・フレイは、フー・ファイターズのキャンセルによるファンの失望に共鳴しながら、でも「世界の終わりじゃないわけだから」と話している。
「デイヴが足を骨折したのは悲しいことだよね。でも、世界の終わりじゃないわけだから。来年、また別のチャンスがあると思うよ」
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