ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズはポール・マッカートニーがザ・ローリング・ストーンズを「ブルース・カヴァー・バンド」と評したことについてメッセージをもらったことを明かしている。
ポール・マッカートニーはザ・ビートルズの栄光を振り返る中でザ・ローリング・ストーンズについて次のような発言をしている。「言うべきかどうか分からないけど、彼らはブルース・カヴァー・バンドなんだ。それがストーンズの何たるかだよね。僕らのほうがもう少し広範だったんだと思うな」
米『ローリング・ストーン』誌の「ミュージック・ナウ」と題されたポッドキャストでキース・リチャーズはポール・マッカートニーがこの発言が文脈を削がれてしまったと説明するメッセージをもらったと語っている。
「あの件についてはポールからメッセージをもらったんだ。『あれは完全に文脈を削がれてしまったんだ』ってね。あの件について聞いて最初に思ったのは、ポールのことはよく知っているから、多くのことが削除されてしまったか、編集されてしまったかということだった」
「次の日にポールからメッセージが届いて、『もしあれを読んだとしたら、あれは文脈が削がれてしまったんだ。信じてほしい』というものでね。ポールは最高の奴だし、そんなのは彼の書いた曲を見てみればいいわけでさ」
インタヴューでキース・リチャーズはザ・ローリング・ストーンズの結成60周年についても語っている。「60年なんて理解できる奴がいるのかな? 無理だと思えるくらいの長さだよ」
キース・リチャーズはニュー・アルバムを完成させるのにツアー・ドラマーのスティーヴ・ジョーダンが参加するであろうことも明かしている。
スティーヴ・ジョーダンは昨年8月にチャーリー・ワッツが亡くなった後、ザ・ローリング・ストーンズのドラマーを務めている。
先日、キース・リチャーズはCBSの『サンデー・モーニング』に出演して「先週もミックとスティーヴ・ジョーダンと取り組んだんだ。俺たちの基準から言ってもなかなかの8つか9つの新曲の一部を思いついたんだ」と語っていた。
ザ・ローリング・ストーンズは結成60周年を記念したヨーロッパ・ツアーを今夏に行うことを発表している。
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