フェルディア・ウォルシュ=ピーロはセックス・ピストルズの伝記映像作品『ピストル』について語っている。
5月に初公開される予定の伝記映像作品『ピストル』はトビー・ウォレスがスティーヴ・ジョーンズを、アンソン・ブーンがジョン・ライドンを、ルイ・パートリッジがシド・ヴィシャスを、ジェイコブ・スレイターがポール・クックを演じている。フェルディア・ウォルシュ=ピーロは『NME』のジャーナリストであるニック・ケントを演じている。
映画『Coda コーダ あいのうた』にも出演していたフェルディア・ウォルシュ=ピーロは英国アカデミー映画賞授賞式のレッドカーペットで彼も音楽を演奏したことを明かしている。
「次のプロジェクトはダニー・ボイルの『ピストル』なんだ。音楽ジャーナリストのニック・ケントを演じているんだよ」と彼は語っている。「自分としては楽しんでできた。ちょっと音楽を演奏することにもなったんだ。素晴らしかったよ」
役作りのためのプレイリストの存在も示唆しており、フェルディア・ウォルシュ=ピーロはイエスやカンと共に「ザ・ローリング・ストーンズをたくさん」聴いたと説明している。
「60年代後半から70年代前半だよね」と彼は語っている。「完全に自分の趣味と合っていたから、本領を発揮できたと思うよ」
『ピストル』は2016年発表のスティーヴ・ジョーンズによる回想録『ロンリー・ボーイ:テイルズ・フロム・ア・セックス・ピストル』を原作としたもので、『ゲーム・オブ・スローンズ』への出演で知られるメイジー・ウィリアムズがパンク・アイコンのジョーダンを演じ、トーマス・ブロディ=サングスターがマネージャーのマルコム・マクラーレンを演じている。
他にも『デリー・ガールズ 〜アイルランド青春物語〜』のディラン・ルウェリンがウォーリー・ナイチンゲールを演じ、『ドント・ウォーリー・ダーリン』のシドニー・チャンドラーがクリッシー・ハインドを演じ、『ウィッチャー』のエマ・アップルトンがナンシー・スパンゲンを演じている。
ダニー・ボイルはセックス・ピストルズのブレイクについて「イギリス社会とカルチャーを永遠に変えることになった瞬間」と述べている。
「それはブリティッシュ・ストリート・カルチャーにとっての爆発点だったんだ。よくいる若者がステージに立つことになり、自身の怒りやファッションを爆発させたんだ。みんなが観て、聴かなければならなかったんだ。誰しもが彼らを恐れ、その動向を気にしていた。それがザ・セックス・ピストルズなんだ」
英国アカデミー映画賞授賞式では映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が作品賞と監督賞を獲得しており、映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が5部門を受賞している。
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