ボブ・ディランは新刊『ザ・フィロソフィー・オブ・モダン・ソング』を発売することを発表している。
2004年刊行の『ボブ・ディラン自伝』に続く新刊はサイモン&シュスターから11月8日に刊行される。
プレス・リリースによれば、ボブ・ディランは本書に2010年から取り組み始めたとのことで、スティーヴン・フォスター、エルヴィス・コステロ、ハンク・ウィリアムス、ニーナ・シモンらの楽曲について書いた60編以上のエッセイが収録される。
「ボブ・ディランは安易な韻の罠と呼ぶものを分析し、一音節の追加が曲を弱めることを検証し、ブルーグラスとヘヴィ・メタルの関係についても説明します」
サイモン&シュスターのCEOであるジョナサン・カープは次のように述べている。「ボブ・ディランの万華鏡のように輝かしい作品を出版できるのはこの時代最高のアーティストによる曲を国際的に祝福することになるでしょう。『ザ・フィロソフィー・オブ・モダン・ソング』はボブ・ディランにしか書けない作品です。彼の声は独自のもので、彼の作品は曲や曲に命を吹き込んだ人々、その曲の意味するところに対する深い評価と理解を与えてくれます」
ボブ・ディランは2016年にノーベル文学賞を受賞しており、受賞後初となるアルバム『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を2020年にリリースしている。
また、ボブ・ディランは自身の楽曲の出版権をユニバーサル・ミュージックに売却する歴史的契約を締結している。
『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、ボブ・ディランは約60年のキャリアに及ぶ全楽曲の出版権をユニバーサル・ミュージックに3億ドル(約315億円)で売却している。
この契約によってユニバーサル・ミュージックは歴史上最も著名なバックカタログの一つを管理することとなり、ボブ・ディランは大半の作品において主要ソングライターとしてクレジットされており、ユニバーサル・ミュージックは今後の収入を他のソングライターと分け合う必要もなくなるという。
「ソングライティングの技巧が素晴らしい音楽の根本的な鍵であることはよく知られており、ボブ・ディランはそうした技巧の最高の実践者であることもよく知られています」とユニバーサル・ミュージック・グループCEOのルシアン・グレンジは契約を発表する声明で述べている。
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