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モトリー・クルーのニッキー・シックスはパール・ジャムのエディ・ヴェダーとの言葉の応酬についてその意図を説明している。

エディ・ヴェダーとニッキー・シックスのやりとりはエディ・ヴェダーがモトリー・クルーのことを「空虚」と発言したことが発端となっている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューでエディ・ヴェダーはサンディエゴのクラブでバンドの機材を運ぶ仕事をしていた時のことを振り返っている。「そこで、自分では選ばないような80年代後半のMTVを席巻していたバンドのライヴを観ることになったんだ」

「機嫌よくしようとはしたけれど、自分の軽蔑するメタル・バンドだった。モトリー・クルーの『ガールズ・ガールズ・ガールズ』とかね。最低だったね。嫌いだった。連中の格好が嫌いだったんだ。女性たちの見た目も嫌いだったしね。空虚な感じがしたんだ」

今回、ニッキー・シックスはブラジルの企業家であるパウロ・バロンと音楽批評家のレジス・タデウによるポッドキャストに出演して、エディ・ヴェダーとのやりとりについて触れている。

「(『シャウト・アット・ザ・デヴィル』に収録の“Bastard”について)あの曲は俺たちを食い物にする奴のことを書いたんだ。バカにしてくるならバカにし返す、俺はそういう奴なんだ。あの曲はそういう内容なんだよ。俺のバンドを叩いてくるなら、俺もそのバンドを叩く。家族であるバンドを傷つけようとするなら、俺も傷つけてやる。誇れることではないけどね」

エディ・ヴェダーのコメントに言及せざるを得なかった理由についてニッキー・シックスは次のように語っている。「リリースされる前のニルヴァーナの『ネヴァーマインド』を持ってMTVに行ったのを覚えているよ。俺とトミー・リーがいたんだけど、『このバンドをチェックしなきゃダメだ。このバンドが来るぞ』と言っていたんだ。カセットテープも持ってて、確かデモか初期の音源だと思うんだけど、それはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのだったんだ。みんなに彼らの話をしていたんだ」

「音楽の変化を受け入れることは恐れていなかったんだ。というのも、音楽はそういうものだからね。“Too Fast For Love”を聴いた後に“The Dirt”を聴けば『同じバンドだけど成長しているね』と思うわけでさ。そこが問題だったわけじゃないんだ」

「ただ一つ言えるのは俺に文句を言うなら、俺も言い返すということでね。でも、理解できないのはなんで俺たちのバンドのことを言ったんだということなんだよ。彼は成功しているだろ」

「見てみろよ。プライベート・ジェットで移動して、門のある地域の豪邸で暮らし、スタジアムを完売にするんだ。なのに、古着屋の服を着て、90年代のふりをするんだ。うちのバンドにケチをつけないでほしいね。少なくとも俺は正直者だからね」

昨年12月、モトリー・クルーはこれまでの全カタログの音源を1億5000万ドル(約170億円)で売却したことが明らかになっている。

「新しいパートナーであるBMGコラボレーションすることができて素晴らしい気分だよ」とモトリー・クルーは声明で述べている。「彼らのロックにおける様々な成功実績は新しい拠点として完璧なもので、私たちの音楽的遺産を守り、成長させ、私たちをトップにいさせ続けてくれることになるでしょう」

一方、エディ・ヴェダーはプロデューサーのアンドリュー・ワットとパール・ジャムの次回作をレコーディングすることを明かしている。アンドリュー・ワットはジャスティン・ビーバー、オジー・オズボーン、マイリー・サイラス、ポスト・マローン、デュア・リパらを手掛けている。

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