エド・シーランはザ・ナショナルのアーロン・デスナーと25曲を書いたことを明かし、1週間のうちに終えたと語っている。
エド・シーランは現地時間3月7日より“Shape Of You”の著作権を巡る3週間に及ぶ裁判が始まり、高等裁判所に出廷している。
エド・シーランは2015年3月にリリースされた“Oh Why”という楽曲を盗作したとして2人のミュージシャンから訴えられている。
サミ・チョークリとロス・オドノヒューは“Shape Of You”が自身の楽曲に「個別のラインとフレーズ」が酷似していると主張している。エド・シーランは訴えを否定している。
法廷においてエド・シーランは“Shape Of You”の創作過程や楽曲制作全般についていくつかの質問に答えている。
BBCニュースのレポーターであるマーク・サヴェージによれば、その中でエド・シーランはザ・ナショナルのアーロン・デスナーと1週間のうちに25曲を書いたと語ったという。楽曲についてのこれ以上の情報は明らかにされていない。
ザ・ナショナルでの活動に加えてアーロン・デスナーはテイラー・スウィフトの『フォークロア』と『エヴァ―モア』の共同プロデュースを手掛けている。アーロン・デスナーは『フィアレス』と『レッド』の再録盤の未発表曲も共同プロデュースしている。
法廷の中でエド・シーランは他のアーティストのアイディアを「拝借」する「こそ泥」と非難されている。
サミ・チョークリとロス・オドノヒューの弁護士であるアンドリュー・サトクリフは「エド・シーランは自身の楽曲をどのように書いているのですか」と尋ねている。
彼は次のように続けている。「思い思いにやるのか、それとも自然発生的なものではなく、もっと繊細なもので、他のアーティストを参照しながら取り入れて発展していったアイディアを集めているのでしょうか?」
「エド・シーランは間違いなく非常に才能のある天才です。しかし、彼はこそ泥でもあります。彼はアイディアを拝借してきて、それを自分の曲に組み込み、それを認めることもあれば認めないこともあります。それは誰であるのか、ごまかせるかどうかにかかっているのです」
裁判の前にエド・シーランの弁護士はエド・シーランと彼の共作者が“Oh Why”を聴いた記憶がないと述べている。全員が盗作について「強く反対していた」という。
昨年、“Shape Of You”の再生回数はスポティファイで30億回を突破しており、エド・シーランは「これ以上の喜びはない」と語っており、「途轍もない」として曲のできた経緯について語っている。
「“Shape Of You”はアルバムに入れるはずじゃなかったんだ」と彼は説明している。「でも、曲ができた時にレーベルのベン・クックがシングルにすべきだと言ったんだ。でも、僕は“Castle On The Hill”をシングルにしたかったんだよ。それで両方を同時に出してみたんだけど、僕のほうが間違いだったんだ。そして“Shape Of You”は30億回に到達したんだ」
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