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フー・ファイターズのデイヴ・グロールはビリー・アイリッシュについて「ロックンロール」と評して賛辞を寄せている。

デイヴ・グロールは公開されたコメディ・ホラー映画『スタジオ666』で「ロックは死んだ」という言説に触れていることから、今は若いアーティストにとってロックは「別のゲーム」となっているものの、今なお有効であると語っている。

映画ではジェフ・ガーリン演じる登場人物が現在の音楽の動向について「ロックンロールなんてもう随分一線じゃないだろ」と語っている。

「『一線』という言葉を定義する必要があるよね」とデイヴ・グロールは『インディペンデント』紙に語っている。「自分たちとしてはロックンロールが難局にあるとは言い難いな。というのも、自分たちがステージに上がると、多くの人々が熱狂して、一緒にシンガロングしてくれるからね」

しかし、デイヴ・グロールはロックンロールに起きている変化も認識していると語っている。「若手のバンドにとって最近は別のゲームになっていることは理解しているよ」

「でも、熱狂的なファンベースがある魅力的な素晴らしい若いバンドもたくさんいる。彼らはニッキー・ミナージュほど人気がないかもしれないけどさ。でも、正直、ビリー・アイリッシュを観て、あれは自分にとってロックンロールだったんだ。彼女は革命を始めて、世界を制覇したんだ」

インタヴューでデイヴ・グロールはウェット・レッグを気に入っていることも明かしており、彼女たちについて「アメリカも制覇しようとしている」と語っている。

「彼女たちのことを追っていてね。友人が6〜7ヶ月前に教えてくれたんだ。“Chaise Lounge”という曲が頭から離れないんだ」

一方、デイヴ・グロールは「フー・ファイターズにいるのが気に入っているから」ソロになることはないと語っている。

映画について『スカイ・ニュース』にデイヴ・グロールは次のように語っている。「前提となっているのは笑えるロックンロールにまつわるクリシェやステレオタイプなんだ。ソロになりたいリード・シンガーがクリエイティヴ面でバンドと衝突するというね。実際、そういうリード・シンガーもいるしね」

「自分はそうしたいと思ったことはないね。フー・ファイターズにいるのが気に入っているからね」

また、デイヴ・グロールは『NME』のインタヴューでコラボレーションしたリアム・ギャラガーについて「最後の現存するロックスターの1人」と評している。

「残念ながら対面ではできなかったんだけど、リアムとは一緒にやりたかったよ」とデイヴ・グロールはコラボレーションについて語っている。「ジュークボックスに25セント硬貨を入れて、彼と一緒にやってみた感じだった。素晴らしいよね。彼は間違いなく素晴らしいシンガーで、ロックスターだよね。最後の現存するロックスターの1人だよ」

彼は次のように続けている。「彼はグレッグ・カースティンと曲を作っていたんだけど、ビースティ・ボーイズの“Sabotage”風のビートが欲しかったみたいなんだよね。それで自分がやることになったんだ。自分がドラムを叩いて、曲が素晴らしくなったんだよね。自分がやった曲だけど、大好きだし、この間もあの曲に合わせて踊ったんだ」

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