ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュは新たなインタヴューで過去にデジタルのサウンドに苦しんだことを振り返っている。
スラッシュとマイルス・ケネディ&ザ・コンスピレターズは2月11日にギブソン・レコーズよりニュー・アルバム『4』をリリースしている。
スラッシュは数十年に及ぶ音楽界のキャリアで最も適応しなければならなかったことについて訊かれて、次のように答えている。「ずっと自分なりのやり方でやってきたから、業界の標準とかに合わせるとかは全然やってこなかったし、苦手なんだけどさ。でも、最も適応しなければならなかったことはデジタルの流行を経験した時だね。MP3やプロツールズなんかと共に始まったわけだけど、みんなは『この可能性を見てくれ。驚きだよ。天才的だね』と言っていた。技術的には確かにそうで、できるようになったことは素晴らしかった」
「でも、それによって脇に追いやられたこともたくさんあって、アナログで慣れ親しんでいた音の深みやあたたかさが失われてしまったんだ。今ではデジタルでもアナログのあたたかさを再現することができるようになってよかったけど、全部がひどいものになってしまう時期もあったんだ。あれは大変な時期だったね。誰もがその時流に乗っていて、そうじゃない人を見つけるのも難しかった。あれが最も適応しなければならなかったことだね」
先日、スラッシュはガンズ・アンド・ローゼズとしての新曲がまもなくリリースされると明かして、バンドとしての次のライヴまでに出るかもしれないと語っている。
ガンズ・アンド・ローゼズは昨年『チャイニーズ・デモクラシー』のセッションから生まれた2曲の未発表曲“Absurd”と“Hard Skool”をリリースしている。
スラッシュはガンズ・アンド・ローゼズがリリースを計画している曲はこれだけではないと説明している。「出す新曲があるんだ。みんな常に訊いてくるんだけどね」とスラッシュは『コンシークエンス・オブ・サウンド』に語っている。「6月にツアーに出る頃には1〜2曲出せるんじゃないかと思っているよ」
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