フー・ファイターズのデイヴ・グロールは今週亡くなったマーク・ラネガンについて歌で感情を見事に表現できる人だったと追悼の意を表している。
デイヴ・グロールはクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジにも参加していたマーク・ラネガンについて「ピュアでリアルだった」と述べている。
「彼が痛みについて歌えば、それが信じられたし、彼が愛について歌っても、それが信じられた」とデイヴ・グロールは『インディペンデント』紙に語っている。
「彼の話を知っていたり、彼の本を読んだことがあれば、彼がなぜあんな歌い方をしたのか、理解できるはずだよ。彼のような人は他にいない。シアトルで彼は愛されていたんだ」
インタヴューでデイヴ・グロールは30年前にマーク・ラネガンと会った時のことも振り返っている。
スクリーミング・トゥリーズの活動などで知られるマーク・ラネガンは現地時間2月22日にアイルランドのキラーニーにある自宅で亡くなっている。マニック・ストリート・プリーチャーズ、ザ・シャーラタンズのティム・バージェス、アントン・ニューコムなど、音楽界からは追悼の声が寄せられている。
マーク・ラネガンはクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの『R指定』、『ソングス・フォー・ザ・デフ』といった作品に参加しており、デイヴ・グロールもメンバーとして時にバンドに参加している。
マーク・ラネガンが2020年に発表した『シング・バックワーズ・アンド・ウィープ』では音楽キャリアとドラッグ依存症について書かれている。マーク・ラネガンは昨年『デヴィル・イン・ア・コーマ』も刊行しており、新型コロナウイルスで死にかけた体験について書かれている。
マーク・ラネガンの死因については現時点で発表されていない。
先日、デイヴ・グロールは自身の難聴について語り、長年にわたって唇を読んできたが、新型コロナウイルスによるマスク着用でそれも困難になっていると語っている。
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