アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは週末に行ったスポークン・ワード公演で英国空軍としての思い出について語っている。
ブルース・ディッキンソンは現地時間2月19日にカンザス・シティのアップタウン・シアターで「アン・イヴニング・ウィズ・ブルース・ディッキンソン」と題した公演を行っている。ファンからの質問に答えるコーナーで元兵士は英国空軍との記憶に残っているフライトをブルース・ディッキンソンに尋ねている。
ブルース・ディッキンソンは英国空軍のパイロットをアフガニスタンからイギリスに帰還させた2008年のフライトを挙げている。
「自分は英国空軍の連隊として飛行機担当で、英国空軍は実戦部隊で、彼らはアフガニスタンに行っていたんだ」とブルース・ディッキンソンは語っている。
「犠牲者が出ていて、亡くなった人もいたけど、みんな元気そうで、英国空軍関係でも最高の乗客だった。でも、着陸する時に一度止まって、逆旋回しなきゃいけなくなったんだ」
「というのも外を見たら、滑走路のすぐ近くに家族や子どもたち、妻たち、兵士たちの家族全員が集まっていてね。横断幕には『あなたは私のヒーローです、父さん』なんてことが書かれていたんだ」
ブルース・ディッキンソンはこの体験が「非常に感動的だった」と述べている。「一度飛行機を止めなければならなかったよ。パイロットの相方が泣いていて、自分も泣いていたからね」
「泣かないようにしたよ。『よし、泣くのはやめよう。鼻をかんで、どこに着陸するかをちゃんと見て、やるべきことをやるんだ。特別なことだからね』と言ったんだ」
ブルース・ディッキンソンは90年代に旅客機のパイロットの資格を獲得して、30年近く飛行機を操縦している。ブルース・ディッキンソンはバンドのキャラクターにちなんでエド・フォース・ワンと呼ばれるカスタマイズされた旅客機をツアーでこれまで操縦してきた。その様子は2009年のドキュメンタリー『アイアン・メイデン:フライト666』で記録されている。
アイアン・メイデンは今年の秋に「レガシー・オブ・ザ・ビースト」ツアーで北米ツアーを行うことが決定している。
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