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レッド・ツェッペリンのベーシストであるジョン・ポール・ジョーンズは世界各地の17人のミュージシャンと共に1971年発表の“When the Levee Breaks”を再レコーディングした映像が公開されている。

このセッションにはジェーンズ・アディクションのドラマーであるスティーヴン・パーキンス、デレク・トラックスとスーザン・テデスキの夫婦、サーミのヴォーカリストであるエル・マリア・アイラ、マオリのアーティストであるミヒランギ、コンゴのミュージシャンであるマーマンズ・モセンゴ、ナイジェリアのパーカッショニストのシキル・アデポジュが参加している。

これはプレイング・フォー・チェンジによる「ソング・アラウンド・ザ・ワールド」活動の一環としてレコーディングされたもので、この曲の収益はカンヴァセーション・インターナショナル、アメリカン・リヴァーズ、WWF、リヴァーブ、プレイング・フォー・チェンジ・ファウンデーションに寄付される。

レコーディング映像はこちらから。

“When the Levee Breaks”は2年前のミシシッピ川の大洪水による大混乱を振り返った楽曲で、1929年にカンザス・ジョー・マッコイとメンフィス・ミニーによって初めてレコーディングされている。レッド・ツェッペリンによるバージョンは『レッド・ツェッペリンIV』に収録されている。

「1927年の時も2005年のカトリーナの時もほとんど変わっていないように思える」とジョン・ポール・ジョーンズはこの曲について語っている。「音楽の面でも歌詞の面でも今なおパワフルな曲なんだ」

レコーディングにギターで参加して映像のプロデュースも手掛けたセバスチャン・ロバートソンは次のように続けている。「環境保護団体の認知向上のために曲を制作するという観点から“When the Levee Breaks”を見ると、気候における正義を求める嘆願のように感じられます。泣くようなギター、ハーモニカ、ヴォーカル、すべてが母なる地球のハーモニーとなっているのです」

プレイング・フォー・チェンジによる「ソング・アラウンド・ザ・ワールド」では他にもコラボレーションによるパフォーマンスが行われており、セバスチャン・ロバートソンの父親であるザ・バンドのロビー・ロバートソンはリンゴ・スターと共に“The Weight”を披露している。

ブラック・ピューマズはスラッシュと共に“Colors”を披露したほか、ピーター・ガブリエルは1980年発表の“Biko”を演奏している。“When the Levee Breaks”と同様、演奏には世界各地のミュージシャンが参加している。

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