ニール・ヤングは新型コロナウイルスのワクチンを生産している製薬メーカーのファイザーに関連した資本が彼の音楽出版権を所有しているとする陰謀論について言及している。
既に削除されてしまっているニール・ヤング・アーカイヴスへの投稿で、ニール・ヤングは彼の音楽出版権を所有するファイザーからの指示で自身のワクチンへの見解を広めることになったという陰謀論について言及している。
この誤解は元ファイザーのCEOが資産運用会社のブラックストーンの上級顧問を務めており、同社はニール・ヤングの音楽出版権を所有しているヒプノシスと提携関係にあることに起因している。
ニール・ヤングは今回の陰謀論について「巧妙だが間違っている」として、自身が手掛けているチャリティの「ファーム・エイド(Farm Aid)」と巨大製薬会社「big pharma」に引っ掛けて、「ファーム・エイド(Pharm Aid)はもうたくさんだ」と冗談を飛ばしている。
「ヒプノシスが所有している音楽出版権はヒプノシス・ソング・ファンドに含まれているもので、ロンドン市場で取引されています」とニール・ヤングは説明している。
「ブラックストーンの投資は別のヒプノシス・プライベート・ファンドへのもので、一切のお金はヒプノシス・ソング・ファンドには使われていません。ファイザーはヒプノシスに投資していません。ただ、元ファイザーのCEOはブラックストーンの上級顧問を務めています」
今回の陰謀論はニール・ヤングに寄せられている批判の一つで、テッド・ニュージェントはニール・ヤングについて「ストーナーの頭の悪いパンクス」と評している。
ニール・ヤングはジョー・ローガンのスポティファイのポッドキャストで新型コロナウイルスの誤情報を広げていることに声明を発表しており、1月26日にニール・ヤングの音源はスポティファイから削除されている。ニール・ヤングはスポティファイの社員やミュージシャンに対してスポティファイから離れることを提案している。
「スポティファイの社員へ、ダニエル・エクは大きな問題だと言っておきます。ジョー・ローガンではありません。ダニエル・エクが糸を引いているのです。魂を食われてしまう前にその場所を抜け出してください。ダニエル・エクが示している唯一のゴールは数字です。アートやクリエイティヴィティではありません」
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