ABBAは2020年にイギリスの首相官邸で開かれていたパーティーで自身の楽曲がかけられていたという事実に言及している。
レベルアップ・住宅・コミュニティー省のスー・グレイ第二事務次官によって報告され、現在は警察による捜査も進められている12回のパーティーのうちの一つは、ボリス・ジョンソン英首相の上級顧問を務めていたドミニク・カミングスの辞任直後の2020年11月13日に開催されている。
『スカイ・ニュース』の報道によれば、この「勝利のパーティー」はボリス・ジョンソンの部屋で現在の妻であるキャリー・ジョンソンの友人によって開催され、ABBAが1980年に発表した“The Winner Takes It All”がかけられていたという。先週、ドミニク・カミングスは「ABBAをかけながらパーティーを行っているのが聞こえた」と言っている証言者がいると語っている。
ボリス・ジョンソン首相とキャリー・ジョンソンはこの報道を否定しており、警察の捜査が終了したら、警察によって発見されたものを下にスー・グレイ第二事務次官には報告書を修正することを求めるとしている。
今回、新たなインタヴューでABBAのベニー・アンダーソンはパーティーで自分たちの音楽がかけられていたという報道について言及している。
「あれはABBAのパーティーと呼べるものじゃないだろ」と彼は語っている。「ボリス・ジョンソンのパーティーで、たまたまABBAの音楽がかかっていたということでね。ABBAのパーティーではないんだ」
「ボリス・ジョンソンは切り抜けようとしているんだよ」
ABBAのビヨルン・ウルヴァースは次のように続けている。「そういうことだよ。ABBAの音楽がかかっていたというだけだろ? からかっているのかい? もちろん、他の音楽もかかっていたわけだからね」
先月、ABBAはトリビュート・アクトのABBAマニアと商標権侵害を巡る訴訟で和解している。
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