レッド・ホット・チリ・ペッパーズは1988年に26歳で亡くなった結成メンバーのギタリストであるヒレル・スロヴァクに語り、彼のエネルギーは「決して真に消えたことはない」と述べている。
『NME』の独占インタヴューでガス・ヴァン・サントによる撮影を行ったバンドはニュー・アルバム『アンリミテッド・ラヴ』とジョン・フルシアンテの復帰について語っている。
ヒレル・スロヴァクの60回目の誕生日を迎えるに先立って彼の与えている影響についてフロントマンのアンソニー・キーディスは次のように語っている。「ヒレル・スロヴァクのエネルギーというのは決して真に消えたことはないんだ」
「最初の年の最初のアルバムにヒレル・スロヴァクが参加してくれていたらと思うよ」とアンソニー・キーディスは語っている。「1984年にいくつかテレビに出演したんだけど、それを観て思うのは『くそ、ヒレルがいてくれたら良かったのに。彼がバンドの生みの親なんだ。彼の子どもなのに』ということだよね」
「とにかく、なるようにしかなるようにならないわけだけど、人生はそういうものだからね。でも、ヒレルは今も心にいるんだ。30年、40年、50年、60年、100年経とうがね」
インタヴューでアンソニー・キーディスとフリーはジョン・フルシアンテの復帰についても語っている。
「最大の出来事はもちろん、ジョンがバンドに復帰することだった。自分たちの人生において最も記念碑的な変化だった。それで、何だってありだということになったんだ」とアンソニー・キーディスは『NME』に語っている。
1980年代後半から加入と脱退を繰り返してきたジョン・フルシアンテが最後に参加したアルバムは2006年発表の『ステイディアム・アーケイディアム』だった。ツアーのサポート・メンバーだったジョシュ・クリングホッファーが2009年にジョン・フルシアンテに代わって加入し、2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』、2016年発表の『ザ・ゲッタウェイ』に参加している。
新作『アンリミテッド・ラヴ』に向けて取り組む中でアンソニー・キーディスとフリーは何かが欠けていることに気づいていたという。
「ゆっくりと始めたんだけど、決定的な本物の衝動というのがなかったんだ。蛇行しているに過ぎなかったんだよね」とアンソニー・キーディスは語っている。「フリーも俺もそれぞれ自分の内側に共通する感覚があったんだ。『このプロセスにジョンが加わってくれたら素晴らしいだろうな』ってね。長くかかったけど、彼は自分自身のサークルを経て、俺たちのサークルに戻ってくることしたんだ」
ジョン・フルシアンテは再加入について『NME』に次のように語っている。「フリーがそのアイディアを思いついたんだ。ギターを手にして腰を下ろしてみたんだけど、長いことロックの曲を書いていないと思ってね。自分にまだできるのかなと思ったよ」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズはアルバムからのファースト・シングルである“Black Summer”をミュージック・ビデオと共に公開している。バンドはプレス・リリースで次のように述べている。「聴いてくれて、ありがとう。楽しんでもらえたらと思います」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの『アンリミテッド・ラヴ』は4月1日にワーナー・ブラザースよりリリースされる。
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