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エミネムは栄えあるスーパーボウルのハーフタイム・ショーで初めて耳の聴こえないアーティストを出演させようとしていると報じられている。

『デトロイト・フリー・プレス』紙によれば、地元のラッパーで共に耳の聴こえないショーン・フォーブスとウォーレン・“ワワ”・スナイプが現地時間2月13日にカリフォルニア州イングルウッドのソーファイ・スタジアムで行われるエミネム、ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、メアリー・J. ブライジ、ケンドリック・ラマーのパフォーマンスに加わるという。

報道によれば、ショーン・フォーブスとウォーレン・スナイプはアメリカ式手話で通訳するとのことで、NFLがハーフタイム・ショーに手話を取り入れるのは初めてとなる。「高度なアクセシビリティ体験」と評されたパフォーマンスはNBCスポーツのウェブサイトとアプリで視聴することができる。

ハーフタイム・ショーに出演するのは今回が初めてとなるが、ウォーレン・“ワワ”・スナイプは昨年のスーパーボウルでジャズミン・サリヴァンやエリック・チャーチと共に国歌斉唱を行っている。ウォーレン・“ワワ”・スナイプは『ワシントン・ポスト』紙に「音楽や歌の感覚を得るために何度も音楽を聴いたんだ」と語っていた。

今年のハーフタイム・ショーに参加することの重要性についてショーン・フォーブスは次のように語っている。「このような形でアクセシビリティの扉が大きく開かれるのです」

パフォーマンスの具体的な詳細は明かされなかったものの、ショーン・フォーブスはエミネムとスヌープ・ドッグのパフォーマンスにそれぞれ参加することを明かしている。彼は来週ロサンゼルスでリハーサルを行うことになるという。

また、ショーン・フォーブスはエミネムとの家族的な繋がりもあるとのことで、彼の父親は「エミネムのビジネスやスタジオで働く人物」と繋がりがあることが報じられている。ショーン・フォーブスはファーンデールにある54サウンド・スタジオでいつもパフォーマンスを行っており、ここはエミネムも初期に出演していた場所で、今回のエミネムとの共演は「すべてが繋がった瞬間」だと語っている。

「自分のゴールはステージに出て、自分にできることを示し、楽しむことなんだ」と彼は語っている。「そして、他の耳の聴こえないアーティストに扉を開きたいんだよ」

ショーン・フォーブスは2020年2月に自身のレーベルであるトゥー・ブラウン・スピーカーズからEP『リトル・ヴィクトリーズ』をリリースしており、7月には独立したシングル“Hate”をリリースしている。

ドクター・ドレーは今年のスーパーボウルのパフォーマンスについて「自分のキャリアにおける次の物語の入口となる」と述べている。ペプシは『ストレイト・アウタ・コンプトン』などを手掛けたF・ゲイリー・グレイが監督した『ザ・コール』というトレイラー映像も公開している。

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