元ブラック・フラッグのフロントマンであるヘンリー・ロリンズは、2016年の米大統領選の共和党の最有力候補であるドナルド・トランプを批判しており、この議論を呼んでいる候補者について「単に退屈な金持ちのオッサンが下品なだけ」と論じている。
「まったくもってドナルド・トランプのファンじゃないんだけどさ。それでも、彼は思っていることを語るんだろうね」とヘンリー・ロリンズは、億万長者から大統領に転じようとしている候補者について語っている。
「『ムスリムはいらない!』とかさ、そういうことを彼は言ってるわけでさ。そして、もちろん、この国にはそれに同意するたくさんの人がいる……彼は破滅的な大統領になると思うよ。でも、同時に彼は大統領になりたいわけじゃないと思うんだ。単に退屈な金持ちのオッサンが下品なだけだと思うけどね」
「デイリー・ビースト」に対してヘンリー・ロリンズは以下のように続けている。「この国は過去に執着しているんだよ。僕らは旧式なんだ。そして、それこそがトランプが表明していることなんだ」
「大統領が銃をとりあげにくると思っている人々もいる。そういう人はムスリムを恐れ、ラティーノを恐れているんだ。『奴らが仕事を奪ってるんだ!』ってね。でも、君なんかも高速道路の下でオレンジを売りたくないだろ? ドナルド・トランプはそういう人々を悪い奴らだって言う。本当かね? そういう人こそ社会の中で最も善良な人だと俺は思う。ドナルド・トランプは黙るべきだと思うね」
左翼的な民主党の候補、バーニー・サンダースについて尋ねられると、ヘンリー・ロリンズは次のように語っている。「俺は好きだよ。だって、率直で正直な人だと思うからね。僕は医療や選挙キャンペーン改革や外交政策における彼の進歩的なアイディアが好きなんだ。ずっと好きだったんだ。だって、彼は自分の欠点にも正直だからね。彼こそ真の優れた政治的指導者だね」
先日、調査によれば、ドナルド・トランプの支持者の41%がディズニー映画『アラジン』に登場する架空の国、アグラバーを空爆すべきと思っていることが明らかになっている。
ドナルド・トランプは、「何が起きているのか、この国の代表者たちが理解できるまで」すべてのイスラム教徒の米国への入国を禁ずるべきだと発言して、多くの人々の怒りを買っている。一連のヨーロッパやアメリカでのテロを受けて、ドナルド・トランプは発言している。
一方、賛否飛び交うドナルド・トランプだが、テロを厳罰に取り締まるためにトランプの案を支持したUKのTVタレントであるケイティ・ホプキンスについては、「尊敬すべきコラムニスト」として感謝の意を送っている。
「UKの政治家はケイティ・ホプキンスを見習うべきだ」とトランプはツイートしている。「UKの多くの人々は僕に賛同してくれてるんだ」
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