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デヴィッド・ボウイはフィットネス器具のペロトンで全楽曲が解禁されており、セイント・ヴィンセント、ハニー・ディジョン、トキモンスタによる独占リミックスも公開されている。

セイント・ヴィンセントは1980年発表の“It’s No Game (No. 1)”をリミックスしており、通算14作目の『スケアリー・モンスターズ』に収録の楽曲を選んだことについて次のように語っている。「アルバムには“No. 2”も収録されているから、私が“No. 3”を作ってもデヴィッド・ボウイも気にしないかなと思ったの」

「デヴィッド・ボウイによる“No. 1”の喉を掻きむしるようなヴォーカルを前面に押し出したかった」

ハニー・ディジョンは1983年発表の“Let’s Dance”をリミックスしている。「デヴィッド・ボウイの好きな曲をリミックスしないかと言われて、“Let’s Dance”を選んだ。だって、あの曲はペロトン同様、音楽と動作を盛り上げてくれるものだから」

トキモンスタはアルバム『ステイション・トゥ・ステイション』からのリード・シングル“Golden Years”を取り上げており、次のように語っている。「私にとってデヴィッド・ボウイは驚くべき革新者として繋がりを感じる」

「彼は常に自分自身を刷新し続けて、音楽の限界を押し広げながら、ありのままの自分自身を失うことはなかった。彼の実験的なファッション選びは自分のスタイルやルックスに挑戦する上での道標となっている」

デヴィッド・ボウイ・コレクションは1月19日よりペロトンで利用可能で、デヴィッド・ボウイのヒット曲を使ったワークアウトの映像も用意される。今回の解禁は1月8日の生誕75周年に際してのものとなっている。

デヴィッド・ボウイについてはUKで1月に「ボウイ:スターマン&ザ・シルバー・スクリーン」と題して映像作品の上映が行われることが決定している。上映では『地球に落ちて来た男』、『戦場のメリークリスマス』、『ラビリンス/魔王の迷宮』、2000年のグラストンベリー・フェスティバルの映像などが上映される。

また、デヴィッド・ボウイはカタログ楽曲の音楽出版権が遺産管理団体によってワーナー・チャペル・ミュージックに売却されており、その価格は2億5000万ドル(約290億円)以上と報じられている。

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