Ebru Yildiz

Photo: Ebru Yildiz

ミツキは来たるニュー・アルバム『ローレル・ヒル』より4曲目となる新曲“Love Me More”が公開されている。

2018年発表の『ビー・ザ・カウボーイ』に続く新作『ローレル・ヒル』は2月4日にデッド・オーシャンズよりリリースされる。アルバムからはこれまで“Working For The Knife”、“The Only Heartbreaker”、“Heat Lightning”が公開されていた。

“Love Me More”はカンザス・シティで撮影されたクリストファー・グッド監督によるミュージック・ビデオと共に公開されている。ミツキは次のように語っている。「“Love Me More”はパンデミックの前に書かれた曲で、『If I keep myself at home(もし家に閉じこもったら)』といった歌詞も今考えるものとは違う意味なんだけど、でもアルバムに残したのは、今も同じ気持ちであるだけでなく、ロックダウンで明らかになった感情もあるからなの」

「“Love Me More”はアルバムの曲でも最も繰り返し取り組んだ曲なの。速すぎたり、遅すぎたり、昔のカントリー・スタイルの曲だったこともあった。それで映画『エクソシスト』を観て、マイク・オールドフィールドの“Tubular Bells”のことを考えて、コーラスにオスティナートを乗せる実験をしてみた。コード進行に合わせた形でオスティナートを進化させることで、この曲のサウンドのあるべき形が聴こえ始めたの」

“Love Me More”のミュージック・ビデオはこちらから。

先日、ミツキは2019年の無期限活動休止から音楽制作とツアーに復帰することにした理由について語っている。

ミツキは2019年9月にニューヨークのセントラル・パーク・サマーステージでライヴを行った後、「無期限」の活動休止に入っていた。しかし、音楽から引退することはないとファンを安心させていた。

新たなインタヴューでミツキは活動休止についてアーティストとしてのキャリアを終わらせようとしていたと語っている。「あれは自分のやる最後のライヴだと思っていた。もう止めて、別の人生を送ろうと思っていた」と彼女は米『ローリング・ストーン』誌に語っている。

契約上、レーベルのデッド・オーシャンズからアルバムを1枚リリースしなければいけない義務はあったものの、ミツキは自分のために音楽を作り続ける必要があると思うようになったと語っている。「傷ついてもこれをやらないと好きなんだから、ということよね。それが自分自身だし、傷つくことにはなるだろうけど、それを続けていく。だって、私にできる唯一のことだから」

ミツキは来年の春にヨーロッパ・ツアーを行うことが決定している。

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