ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードはアルコールを断ってから36年を迎えることを受けて、新たなインタヴューで再発の衝動をどのようにかわしてきたかについて語っている。
「そのことについてはずっと考えているんだ」とロブ・ハルフォードはスペインの『マリスカル・ロック』に語っている。「あれは依存症だからね。ある日、テレビでアリゾナ・カージナルスの試合を観ていたら、常にビールやアルコールの宣伝が入るんだ。そういうものだというのは分かっているけど、誘惑になっているんだ。ああいうことを乗り越えるための精神面でのツールを準備しておかなきゃならないんだよ。そういうことなんだ」
「そうやって1日1日を生きていくんだ」と彼は次のように続けている。「そうやってここまで35年間の1日1日を生きてきたんだ。それが重要なことなんだよね。瞬間、瞬間なんだ。今を生きるんだよ。昨日でも明日でもなくね。今なんだ。ビールの悪魔が肩に乗ってきて、『なあ、ちょっとぐらい飲もうぜ』って言ってくるのに準備しておかなきゃならないんだ。『どうでもいい』ってね。もうああいう気持ちにはなりたくないからね」
ロブ・ハルフォードは飲んでいた頃の自分を振り返って、ああいう人間にはなりたくないと語っている。「あの頃の自分は悲惨だったね。幸せじゃなかったし、他の人にとっても嫌な感じだった。もうあんな経験はしたくないね。だから、日々の人生においてバランスを探す一環なんだよ」
ロブ・ハルフォードは2020年のインタヴューでもツアーでアルコールを断つ難しさについて語っている。
「簡単なことではないんだ」と彼は語っている。「1日1日が大変なんだ。リハビリを行った体験からツールやリソースを得られるんだ。それを毎日使っている。その多くは精神面に関わることなんだ。徹底的に言葉にすることなんだ。人に話すこともあるけど、多くは内面的なものだね。それが日々の断酒では欠かせないことだね」
ロブ・ハルフォードは現地時間1月6日にアルコールを断ってから36年目を迎える。
先月、ロブ・ハルフォードはツアー活動を休止しているグレン・ティプトンと一緒にいる写真を公開している。
2018年にグレン・ティプトンはパーキンソン病を患っていることを発表しており、『ファイアーパワー』のツアーには参加していない。パーキンソン病と診断されたのは4年前だったが、少なくともその症状を5年以上抱えながら、彼は生活していたという。
当時、ジューダス・プリーストは声明でグレン・ティプトンが病気の進行によってバンドの中でも複雑な音源は演奏できないとして、『ファイアーパワー』のプロデューサーであるアンディ・スニープが代役を務めている。
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