プリンスは2022年2月に始まる裁判の手続きで遺産総額に関する合意が成立する見込みとなっている。
『ミネアポリス・スター・トリビューン』紙によれば、今年11月に行われた税務申告ではプリンスの遺産総額に関して合意されたことが示されていた。
記事執筆時点ではその総額の数字は明らかにされていないものの、金額は1億ドル(約114億円)以上になるものと見られている。内国歳入庁はプリンスの総資産が1億6320万ドル(約186億円)という判断を下したが、遺産を管理するコメリカ・バンク&トラストはこの数字に反論して、8230万ドル(約94億円)だと主張している。これを受けて内国歳入庁は640万ドル(約7億円)の加算税を課していた。
法廷での話し合いは2022年2月から進められる予定で、カーヴァー郡の遺言検認裁判所が合意内容や資産の分け方を承認することになる。
遺産は音楽出版社のプライマリー・ウェーヴと6人の兄妹のうちの歳上の3人によって分配される。プライマリー・ウェーヴは歳下の3人の兄妹から相続する権利を購入している。
プリンスは2016年4月にフェンタニルによる不慮のオーヴァードーズで亡くなっており、遺書は残していなかった。
今年10月、プリンスは『戦慄の貴公子』のリリースから40周年を記念してペイズリー・パークの保管庫から未発表の“Do Me, Baby”のデモ音源が公開されている。
また、プリンスは幻となっていたアルバム『ウェルカム・2・アメリカ』が7月にリリースされている。
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